Tuning Manager 運用管理ガイド

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4.2 ユーザー管理とは

Tuning Manager serverではユーザーに権限を設定することで,ユーザーが操作できる機能を制限します。権限については,「4.2.1 ユーザー権限」を参照してください。

Tuning Manager serverでは,ユーザーログイン時のセキュリティを強化する機能をサポートしています。セキュリティを強化する機能については,「4.4 ログイン時のセキュリティオプションの設定」を参照してください。

User Management権限またはAdmin権限を持つユーザーがログインすると,エクスプローラエリアに[管理者メニュー]が表示されます。エクスプローラエリアの[管理者メニュー]を選択すると,ユーザー管理機能を操作できます。

新しいユーザーを作成するには,次の順序で操作してください。

  1. ユーザーを追加します(「4.3.1 ユーザーを追加する」を参照)。
  2. 追加したユーザーに権限を設定します(「4.3.2 ユーザーに権限を設定する」を参照)。

Hitachi Command Suite製品のユーザーアカウントは,ほかのアプリケーションとの一元管理のために,外部認証サーバ(Kerberosサーバ,LDAPディレクトリサーバ,またはRADIUSサーバ)でも認証できます。さらに,外部認証サーバと外部認可サーバを併用すると,ユーザーアカウントを認可グループ単位で管理できます。

外部認証サーバでユーザーアカウントを認証する場合は,ユーザーアカウントを管理するサーバでexauth.propertiesファイルを編集します。詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。ユーザーの認証方式を変更したり,外部認可サーバとの連携を有効にしたりするためのGUIの操作方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite ユーザーズガイド」を参照してください。

デフォルトでは,Hitachi Command Suite製品で管理されていないユーザーが作成したレポートウィンドウおよび共有しない設定にした履歴チャートの情報は,Tuning Manager serverが定期的に削除します。このため,外部認証サーバと外部認可サーバを併用する運用の場合は,ユーザープロパティファイル(user.properties)のuserData.cleanup.enableプロパティの値にfalseを設定することを検討してください。userData.cleanup.enableプロパティの詳細については,「1.8 ユーザープロパティファイルの設定について」を参照してください。

なお,外部認証と区別するため,このマニュアルではHitachi Command Suite製品が提供するユーザー認証方式を「Hitachi Command Suite製品共通のユーザー認証」と表記します。

この節の構成
4.2.1 ユーザー権限

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