Hitachi Command Suite Mainframe Agent ユーザーズガイド

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2.4.4 バージョンアップ前の作業

この項の構成
(1) ユーザSVCの削除
(2) カタログドプロシジャライブラリの連結解除
(3) ロードライブラリの連結解除

(1) ユーザSVCの削除

バージョンアップする場合,必ず古いバージョンのユーザSVCを削除してから新しいバージョンをインストールしてください。

ユーザSVCをYKALCSVCコマンドで動的に登録している場合は,YKALCSVCコマンドを使用してユーザSVCを削除します。

ユーザSVCをIEASVCxx parmlibメンバで静的に登録している場合は,YKALCSVCコマンドでは削除できません。次の手順でユーザSVCを削除してください。なお,手順1および2の詳細については,IBMマニュアル「MVS 初期設定およびチューニング解説書」を参照してください。

  1. IEASYMxx parmlibメンバで,&YKSVCNOシステム・シンボルのSYMDEF文を次のとおり無効化(コメントアウト)する。
    /* SYMDEF(&YKSVCNO='SVC番号') */
  2. IEASVCxx parmlibメンバで,JYUASVCモジュールのSVCPARM文を次のとおり無効化(コメントアウト)する。
    /* SVCPARM   SVC番号,REPLACE,TYPE(3),EPNAME(JYUASVC) */
  3. CLPAパラメーターを指定して再IPLを行う。

(2) カタログドプロシジャライブラリの連結解除

次の表に示すライブラリのデータセット連結を解除してください。

表2-4 バージョンアップ前にデータセット連結を解除するライブラリ

DD名 ライブラリ名
IEFPDSI カタログドプロシジャライブラリPROCLIB

PROCLIBライブラリのメンバを,ユーザーのPROCLIBにコピーして使用している場合は,コピー先のメンバを削除してください。

(3) ロードライブラリの連結解除

LPALSTに連結したLPALIBロードライブラリを解除してください。

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