Hitachi Command Suite システム構成ガイド
ストレージシステムがVSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,またはHUS VMで,ストレージシステム内のリソースを分割している場合,rgcmddev.propertiesファイルに,ストレージシステムのリソースグループIDが0(VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合は,デフォルトの仮想ストレージマシンのリソースプール)のコマンドデバイスを指定します。
- Windowsの場合
<Device Managerエージェントのインストールフォルダ>\mod\hdvm\config\rgcmddev.properties- Linuxの場合
<Device Managerエージェントのインストールディレクトリ>/mod/hdvm/config/rgcmddev.properties- SolarisまたはHP-UXの場合
/opt/HDVM/HBaseAgent/mod/hdvm/config/rgcmddev.properties- AIXの場合
/usr/HDVM/HBaseAgent/mod/hdvm/config/rgcmddev.propertiesコマンドデバイスを,次の形式で定義してください。同一装置内のリソースグループIDが0(VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合は,デフォルトの仮想ストレージマシンのリソースプール)の複数のコマンドデバイスを定義した場合,いちばん下の行に定義されたコマンドデバイスだけが有効になります。
<RAID ID>.<シリアル番号>.<LDEV番号>
- RAID ID
- ストレージシステムを,次の形式で指定します。
- R900:VSP 5000シリーズの場合
- HM90:VSP E990の場合
- R800:VSP G1000,G1500またはVSP F1500の場合
- HM82:G100,G130,G150,G200,G350,G370またはVSP F350,F370の場合
- HM84:VSP G400,G600,G700またはVSP F400,F600,F700の場合
- HM86:VSP G800,G900またはVSP F800,F900の場合
- R700:Virtual Storage Platformの場合
- HM70:HUS VMの場合
- シリアル番号
- ストレージシステムのシリアル番号を10 進数で指定します。VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500またはVirtual Storage Platformの場合は5桁,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルまたはHUS VMの場合はモデル名を含めて6桁で指定してください。
- LDEV番号
- コマンドデバイスのCU:LDEV 番号を16 進数で指定します。ストレージシステムのリソースグループIDが0(VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合は,デフォルトの仮想ストレージマシンのリソースプール)のコマンドデバイスを指定してください。
同一装置の複数のコマンドデバイスがペア管理サーバに接続されている場合,構成定義ファイルのHORCM_CMDパラメーターには,1行に複数のコマンドデバイスを指定できます。1行に複数のコマンドデバイスが指定されている場合,RAID Managerは先頭のコマンドデバイスから使用します。
Device Managerエージェントでは,装置内のすべてのリソースに対する操作を可能とするため,ストレージシステムのリソースグループIDが0(VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合は,デフォルトの仮想ストレージマシンのリソースプール)のコマンドデバイスを使用する必要があります。そのため,ペア管理サーバが複数のコマンドデバイスを認識している場合は,rgcmddev.propertiesファイルで指定したLDEV番号のコマンドデバイスがHORCM_CMDパラメーターの先頭に来るように,Device Managerエージェントが並び替えを行います。
(例)
VSP G1000(シリアル番号:310051)のコマンドデバイス(PhysicalDrive1(LDEV番号:00:01)とPhysicalDrive2(LDEV番号:00:02))がペア管理サーバで認識されている場合の例を示します。
通常,PhysicalDrive番号やデバイスファイル名を基に,HORCM_CMDパラメーターは次のように定義されます。
HORCM_CMD #dev_name dev_name dev_name #UnitID 0 (LDEV# 00:01 00:02 Serial# 310051) \\.\PhysicalDrive1 \\.\PhysicalDrive2rgcmddev.propertiesファイルに「R800.310051.00:02」と指定した場合,LDEV番号:00:02のコマンドデバイスがHORCM_CMDパラメーターの先頭に定義されます。
HORCM_CMD #dev_name dev_name dev_name #UnitID 0 (LDEV# 00:02 00:01 Serial# 310051) \\.\PhysicalDrive2 \\.\PhysicalDrive1
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