Hitachi Command Suite システム構成ガイド

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A.4 Device Managerのログ出力に関するプロパティ(logger.propertiesファイル)

ログ出力に関するプロパティは,logger.propertiesファイルに含まれています。

このプロパティファイルには,各種ログファイルの操作およびエラーログの名前,場所,および出力レベルなど,Device Managerサーバのロギングモジュールを構成する設定一式が含まれています。また,このファイルを使用して,デバッグおよび診断を目的としたトレースロギングを構成することもできます。

この節の構成
A.4.1 logger.loglevel
A.4.2 logger.MaxBackupIndex
A.4.3 logger.MaxFileSize
A.4.4 logger.hicommandbase.loglevel
A.4.5 logger.hicommandbase.sysloglevel
A.4.6 logger.hicommandbase.MaxBackupIndex
A.4.7 logger.hicommandbase.MaxFileSize

A.4.1 logger.loglevel

trace.logerror.logCIMOMTrace.logおよびSMISClientTrace.logの出力レベルを指定します。

このフィールドで使用できる値は,詳細度が高い順にDEBUGINFOWARNERROR,およびFATALです。デフォルト値の場合,INFOWARNERROR,およびFATALのエントリーがtrace.logに出力されます。この場合,DEBUGのエントリーはログに出力されません。

デフォルト:INFO

A.4.2 logger.MaxBackupIndex

access.logcim_access.logerror.logservice.logstdout.logstderr.logstatuscheck.logtrace.logCIMOMTrace.logおよびSMISClientTrace.logの最大バックアップ数を指定します。

ログファイルがlogger.MaxFileSizeプロパティで指定された最大長に達すると,access.log.1のようにカウンターが追加された形式にファイル名が変更されます。ログファイルがさらに作成されると,指定された数のバックアップログファイルが作成されるまで,カウンターが増加していきます(例えば,access.log.1access.log.2になります)。指定された数のバックアップログファイルが作成されたあとは,新しいバックアップログファイルが作成されるたびに,最も古いバックアップログファイルが削除されます。

指定できる値の範囲は,1~20です。

デフォルト:10

関連参照

A.4.3 logger.MaxFileSize

access.logcim_access.logerror.logservice.logstdout.logstderr.logstatuscheck.logtrace.logCIMOMTrace.logおよびSMISClientTrace.logの最大サイズを指定します。

ログファイルのサイズが指定値を超えた場合は,新しいログファイルが作成されます。キロバイト単位のときはKB,メガバイト単位のときはMBと指定しないかぎり,指定したサイズはバイト単位であると見なされます。

指定できる値の範囲は,512KB~32MBです。

デフォルト:1MB

A.4.4 logger.hicommandbase.loglevel

Hitachi Command Suite共通コンポーネントによってHDvMtracen.logHDvMGuiTracen.logおよびHDvMGuiMessagen.lognはファイルのバックアップ数を表す整数です)に書き込まれる操作(トレース)およびエラーログの出力レベルを指定します。

各ロギングイベントには,そのタイプ(エラー,警告,および情報)とは無関係に独自の出力レベルがあります。使用できるレベルは,重要度が低い順に302010,および0です。プロダクションシステムのデフォルトのログ出力レベルは,20です。これは,ロギングイベントレベル2010,および0のメッセージはHDvMtrace1.logに書き込まれますが,ロギングイベントレベル30のメッセージは書き込まれないことを意味します。

デフォルト:20

A.4.5 logger.hicommandbase.sysloglevel

Hitachi Command Suite共通コンポーネントによってイベントログ(Windows)またはsyslog(Linux)に書き込まれるトレースログとエラーログの出力レベルを指定します。

各ロギングイベントには,そのタイプ(エラー,警告,および情報)とは無関係に独自の出力レベルがあります。使用できるレベルは,重要度が低い順に302010,および0です。プロダクションシステムのデフォルトのログ出力レベルは,0です。これは,ロギングイベントレベル0のメッセージだけがイベントログ(Windows)またはsyslog(Linux)に書き込まれ,ロギングイベントレベル30,20,および10のメッセージは書き込まれないことを意味します。通常は,デフォルト値の使用を推奨します。

デフォルト:0

A.4.6 logger.hicommandbase.MaxBackupIndex

Hitachi Command Suite共通コンポーネントによってHDvMtracen.logHDvMGuiTracen.logおよびHDvMGuiMessagen.logに書き込まれる操作(トレース)およびエラーログの最大バックアップ数を指定します(nはファイルのバックアップ数を表す整数です)。

ログファイルがlogger.hicommandbase.MaxFileSizeプロパティで指定されたサイズに達すると,HDvMtrace2.logのようにカウンターが追加されたファイルが作成されます。ログファイルの数がこのプロパティで指定した値に達すると,最も古いファイルから上書きされます。

指定できる値の範囲は,1~16です。

デフォルト:10

関連参照

A.4.7 logger.hicommandbase.MaxFileSize

Hitachi Command Suite共通コンポーネントによってHDvMtracen.logHDvMGuiTracen.logおよびHDvMGuiMessagen.logに書き込まれる操作(トレース)およびエラーログの最大サイズを指定します(nはファイルのバックアップ数を表す整数です)。

キロバイト単位のときはKB,メガバイト単位のときはMB,ギガバイトのときはGBと指定しないかぎり,指定したサイズはバイト単位であると見なされます。

有効な値は,4096~2147483647(2GB未満)です。

デフォルト:5MB

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