Hitachi Command Suite システム構成ガイド
ホストのOSがWindowsまたはLinuxの場合に,javapath_setupコマンドを実行して,Device Managerエージェントで使用するJavaの実行環境を変更します。
- Device Managerエージェントが前提とするJavaの実行環境の確認
詳細は,「ソフトウェア添付資料」を参照してください。- Administrator 権限(Windowsの場合)またはroot(Linuxの場合)でのログイン
- 管轄ポリシーファイルのインストール(Device ManagerサーバとDevice Managerエージェント間でセキュリティ通信する場合)
使用するJava の実行環境のバージョンに応じたJava Cryptography Extension(JCE)の無制限強度の管轄ポリシーファイル(Java Cryptography Extension (JCE) Unlimited Strength Jurisdiction Policy Files)をダウンロードし,インストールする必要があります。
管轄ポリシーファイルは,Oracle社またはIBM社のWebサイトからダウンロードしてください。インストール方法は,管轄ポリシーファイルに付属するドキュメントを参照してください。
- 使用するJava の実行環境のインストールパス(特定のJavaの実行環境を使用する場合)
javapath_setup {-set [new|bundle|<Javaの実行環境のインストールパス>]|-check}
- Windowsの場合
- <Device Managerエージェントのインストールフォルダ>\bin
- Linuxの場合
- <Device Managerエージェントのインストールディレクトリ>/bin
- -set
- Javaの実行環境を変更する場合に指定します。引数を省略した場合は,newを指定したものと見なされます。
- new
ホストにインストールされているOracle JDKまたはOracle JREのうち,最新バージョンのJavaの実行環境を使用するときに指定します。
同じバージョンのJavaの実行環境がインストールされている場合はJDKが優先されます。- bundle
Device Managerエージェントに同梱されたJavaの実行環境を使用するときに指定します。- <Javaの実行環境のインストールパス>
特定のJavaの実行環境を使用するときに,インストールパスを絶対パスで指定します。- -check
- ホストにインストールされているOracle JDKまたはOracle JREのうち,最新バージョンのJavaの実行環境を確認する場合に指定します。
注意
- コマンド実行後は,Device Managerエージェントのサービスを再起動する必要があります。
- 次の場合,32ビット用のJavaの実行環境を使用してください。
・ホストのOSがWindowsの場合
・ホストのOSがLinuxで,CIM/WBEM機能を利用してVirtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VMまたはHitachi USPの性能情報を取得する場合
ホストのOSがRed Hat Enterprise Linux 7以降,Oracle Linux 7以降,またはSUSE Linux Enterprise Server 12以降のときは,64ビット用のJavaの実行環境を使用してください。- Dynamic Link Managerがホストにインストールされているときに指定できるJava の実行環境については,Dynamic Link Managerのマニュアルを参照してください。
- バージョン7.0.1以前からバージョンアップしたあとに,Javaの実行環境をDevice Managerエージェントに同梱されたJREから,Oracle JDKまたはOracle JRE に変更した場合は,Device ManagerエージェントをWindowsファイアウォールに例外登録する必要があります。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.