Hitachi Command Suite システム構成ガイド

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10.4.1 データベースを移行する場合の注意事項

移行先と移行元のHitachi Command Suite製品のデータベース,種類,バージョン,およびユーザー情報についての注意事項を次に示します。

Hitachi Command Suite製品のデータベース,種類,およびバージョンについての注意事項
  • 移行元サーバに次の製品がインストールされている場合は,データベースをエクスポートする前に,移行元サーバおよび移行先サーバで,バージョン6.0以降へのアップグレードインストールが必要です。
    Replication Monitor 5.x以前
    Tuning Manager 5.x以前
    バージョン6.0以降にアップグレードできない場合,またはデータベースの移行が不要の場合は,データベースのインポート対象から外してください。
  • Tuning Managerのデータベースを移行する場合,次の制約があります。
    Tuning Managerのデータベースは,移行元と移行先で同じ総容量に設定してください。データベースの総容量を変更する方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager 運用管理ガイド」を参照してください。
    移行元と移行先のデータベースの構成(SmallまたはMedium)が同じか,または移行先のデータベースの構成が大きくなる組み合わせの場合に移行できます。
    移行元のデータベースの構成で,管理対象となるリソース数が管理限界の70%を超える場合には,同じデータベースの構成には移行できません。
  • 移行元の管理サーバにGlobal Link Managerがインストールされている場合,データベースのインポート対象から外してください。Global Link Managerのデータベースの移行が必要なときは,移行先サーバにインストールされているGlobal Link Managerのバージョンに対応したマニュアルに従ってデータベースを移行してください。
  • バージョン6.x以前のDevice Managerがインストールされた環境でエクスポートしたデータベースを,バージョン7.0以降の環境にインポートできるのは,バージョン7.0以降の新規インストール後1回だけです。バージョン7.0以降の上書きインストール後や移行先サーバでの運用開始後には,バージョン6.x以前のデータベースを再度インポートしないでください。

ユーザー情報についての注意事項
  • 移行先にユーザー情報がある場合,そのユーザー情報は移行元のユーザー情報に置き換えられます。このため,すでにHitachi Command Suite製品のユーザー情報があるマシンへの移行は行わないでください。
  • ユーザー情報が置き換えられるため,複数の管理サーバで稼働していたHitachi Command Suite製品を1台の管理サーバに集約するような移行はできません。

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