Hitachi Command Suite システム構成ガイド

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7.2.5 アラートをEメール通知するための操作フロー

アラートが発生した場合に,ユーザーに自動的にEメールを通知できます。管理クライアントにログインしていない状況でも,ストレージシステムやファイルサーバの障害を知ることができます。

アラートをEメール通知するために必要な設定を次に示します。

操作手順

  1. SMTPサーバの環境設定
    使用するSMTPサーバの設定手順に従って,Device ManagerサーバがSMTPサーバに接続できるように設定します。
  2. 受信ユーザーの設定
    Device Manager GUIを使用して,Eメールを受信するユーザーアカウントを設定します。
  3. アラート通知のプロパティ設定
    Device Managerサーバのプロパティに,SMTPサーバの情報や通知元のメールアドレスなどを設定します。
  4. SMTP認証ユーザーアカウントの登録(SMTP認証を使用する場合)
    Device ManagerサーバにSMTP認証ユーザーアカウントを登録します。イベント通知やヘルスチェック結果の通知で登録済みの場合,再登録は不要です。
  5. アラート通知テンプレートのカスタマイズ(任意)
    必要に応じてテンプレートファイルを編集し,Eメールの出力内容を設定します。
重要
  • Device ManagerがEメールを送信するのは,アラート検出時の1回だけです。送信に失敗した場合,Eメールは再送されず,アラート情報および送信先のEメールアドレスが,Device Managerのトレースログファイルに出力されます。
  • Eメールを送信する前にDevice Managerサーバのサービスが停止した場合,サービスが再起動してもEメールは送信されません。サービスの再起動後に,CLIのGetAlertsコマンドまたはGUIで,対処していないアラートがないか確認してください。
  • Device Managerサーバの管理対象ストレージシステムやファイルサーバに対して,環境の構築や保守を実施すると,ストレージシステムやファイルサーバでアラートが多数発生することがあります。事前にDevice Managerサーバのserver.mail.enabled.storagesystemプロパティやserver.mail.enabled.fileserverプロパティにfalseを指定し,Eメール通知機能を無効にしておくことをお勧めします。

関連タスク

関連参照

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