Hitachi Command Suite システム構成ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]


7.2.4 SNMPトラップ受信ユーザーを管理するためのコマンド(hdvmsnmpuser)の形式(SNMP v3)

SNMPトラップ受信ユーザーの情報を設定するには,hdvmsnmpuserコマンドを実行します。

hdvmsnmpuserコマンドでは,ユーザー情報の登録,変更,削除,および取得ができます。

コマンドの形式

ユーザー情報を登録する場合:
hdvmsnmpuser -uDevice ManagerのユーザーID -p Device Managerのパスワードadd --user_nameSNMPトラップ受信ユーザー名--security_levelセキュリティレベル[--auth_protocol認証プロトコル--auth_password認証パスワード[--encrypt_protocol暗号化プロトコル--encrypt_key暗号キー]]

ユーザー情報を変更する場合:
hdvmsnmpuser -uDevice ManagerのユーザーID -p Device Managerのパスワードmodify --user_nameSNMPトラップ受信ユーザー名[--security_levelセキュリティレベル] [--auth_protocol認証プロトコル] [--auth_password認証パスワード] [--encrypt_protocol暗号化プロトコル--encrypt_key暗号キー]

ユーザー情報を削除する場合:
hdvmsnmpuser -uDevice ManagerのユーザーID -p Device Managerのパスワードdelete --user_nameSNMPトラップ受信ユーザー名

ユーザー情報を取得する場合
hdvmsnmpuser -uDevice ManagerのユーザーID -p Device Managerのパスワードget [--user_nameSNMPトラップ受信ユーザー名]

コマンドの格納先

Windowsの場合:
Hitachi Command Suiteのインストールフォルダ\DeviceManager\HiCommandServer\tools\hdvmsnmpuser.bat

Linuxの場合:
Hitachi Command Suiteのインストールディレクトリ/HiCommandServer/tools/hdvmsnmpuser.sh

オプション

SNMPトラップ受信ユーザー名,認証パスワード,および暗号キーに使用できる文字は次のとおりです。

AZ az 09 空白文字 半角記号

次の記号は使用できません。

\ , / : ; * ? " < > | & % ^

大文字と小文字は区別されます。文字列の先頭または末尾に空白文字を指定しないでください。

-u Device ManagerのユーザーID>,-p Device Managerのパスワード
Device ManagerのユーザーIDおよびパスワードを指定します。

--user_name SNMPトラップ受信ユーザー名
SNMPトラップ受信ユーザー名を指定します。指定できる最大文字数は32文字です。
ユーザー情報を取得する場合,このオプションで指定したSNMPトラップ受信ユーザーの情報を出力します。このオプションを省略したときは,DeviceManagerサーバに登録されているすべてのSNMPトラップ受信ユーザーの情報を出力します。

--security_level セキュリティレベル
セキュリティレベルを指定します。指定できる値は次のとおりです。
authPriv(認証も暗号化もする)
authNoPriv(認証するが暗号化はしない)
noAuthNoPriv(認証も暗号化もしない)

--auth_protocol 認証プロトコル
認証時に使用するプロトコルとして,SHAまたはMD5を指定します。
このオプションは,--security_levelauthPrivまたはauthNoPrivを設定する場合に指定します。

--auth_password 認証パスワード
認証用のパスワードを指定します。VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,またはVSP F1500の場合は,8文字以上180文字以下で指定します。VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合は,8文字以上64文字以下で指定します。
このオプションは,--security_levelauthPrivまたはauthNoPrivを設定する場合に指定します。

--encrypt_protocol 暗号化プロトコル
通信時に使用する暗号化プロトコルとして,AESまたはDESを指定します。
このオプションは,--security_levelauthPrivを設定する場合に指定します。

--encrypt_key 暗号キー
暗号化された情報を復元するためのキーを指定します。VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,またはVSP F1500の場合は,8文字以上180文字以下で指定します。VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合は,8文字以上64文字以下で指定します。
このオプションは,--security_levelauthPrivを設定する場合に指定します。
また,--encrypt_protocolを設定する場合は,必ず指定します。

[目次] [前へ] [次へ]


[マニュアル発行元]

All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.