Hitachi Command Suite システム構成ガイド
SNMPトラップ受信ユーザーの情報を設定するには,hdvmsnmpuserコマンドを実行します。
hdvmsnmpuserコマンドでは,ユーザー情報の登録,変更,削除,および取得ができます。
- ユーザー情報を登録する場合:
- hdvmsnmpuser -u <Device ManagerのユーザーID> -p <Device Managerのパスワード> add --user_name <SNMPトラップ受信ユーザー名> --security_level <セキュリティレベル> [--auth_protocol <認証プロトコル> --auth_password <認証パスワード> [--encrypt_protocol <暗号化プロトコル> --encrypt_key <暗号キー> ]]
- ユーザー情報を変更する場合:
- hdvmsnmpuser -u <Device ManagerのユーザーID> -p <Device Managerのパスワード> modify --user_name <SNMPトラップ受信ユーザー名> [--security_level <セキュリティレベル> ] [--auth_protocol <認証プロトコル> ] [--auth_password <認証パスワード> ] [--encrypt_protocol <暗号化プロトコル> --encrypt_key <暗号キー> ]
- ユーザー情報を削除する場合:
- hdvmsnmpuser -u <Device ManagerのユーザーID> -p <Device Managerのパスワード> delete --user_name <SNMPトラップ受信ユーザー名>
- ユーザー情報を取得する場合
- hdvmsnmpuser -u <Device ManagerのユーザーID> -p <Device Managerのパスワード> get [--user_name <SNMPトラップ受信ユーザー名> ]
- Windowsの場合:
- <Hitachi Command Suiteのインストールフォルダ>\DeviceManager\HiCommandServer\tools\hdvmsnmpuser.bat
- Linuxの場合:
- <Hitachi Command Suiteのインストールディレクトリ>/HiCommandServer/tools/hdvmsnmpuser.sh
SNMPトラップ受信ユーザー名,認証パスワード,および暗号キーに使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 空白文字 半角記号
次の記号は使用できません。
\ , / : ; * ? " < > | & % ^
大文字と小文字は区別されます。文字列の先頭または末尾に空白文字を指定しないでください。
- -u <Device ManagerのユーザーID>,-p <Device Managerのパスワード>
- Device ManagerのユーザーIDおよびパスワードを指定します。
- --user_name <SNMPトラップ受信ユーザー名>
- SNMPトラップ受信ユーザー名を指定します。指定できる最大文字数は32文字です。
- ユーザー情報を取得する場合,このオプションで指定したSNMPトラップ受信ユーザーの情報を出力します。このオプションを省略したときは,DeviceManagerサーバに登録されているすべてのSNMPトラップ受信ユーザーの情報を出力します。
- --security_level <セキュリティレベル>
- セキュリティレベルを指定します。指定できる値は次のとおりです。
- authPriv(認証も暗号化もする)
- authNoPriv(認証するが暗号化はしない)
- noAuthNoPriv(認証も暗号化もしない)
- --auth_protocol <認証プロトコル>
- 認証時に使用するプロトコルとして,SHAまたはMD5を指定します。
- このオプションは,--security_levelにauthPrivまたはauthNoPrivを設定する場合に指定します。
- --auth_password <認証パスワード>
- 認証用のパスワードを指定します。VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,またはVSP F1500の場合は,8文字以上180文字以下で指定します。VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合は,8文字以上64文字以下で指定します。
- このオプションは,--security_levelにauthPrivまたはauthNoPrivを設定する場合に指定します。
- --encrypt_protocol <暗号化プロトコル>
- 通信時に使用する暗号化プロトコルとして,AESまたはDESを指定します。
- このオプションは,--security_levelにauthPrivを設定する場合に指定します。
- --encrypt_key <暗号キー>
- 暗号化された情報を復元するためのキーを指定します。VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,またはVSP F1500の場合は,8文字以上180文字以下で指定します。VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合は,8文字以上64文字以下で指定します。
- このオプションは,--security_levelにauthPrivを設定する場合に指定します。
- また,--encrypt_protocolを設定する場合は,必ず指定します。
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