Hitachi Command Suite システム構成ガイド
SNMPトラップをアラートに表示するには,次の設定が必要です。
- rpmパッケージのインストール(Linuxの場合)
SNMPトラップを受信するために必要なrpmパッケージをインストールしてください。必要なrpmパッケージの詳細は,「ソフトウェア添付資料」を参照してください。- Device ManagerでSNMPトラップを受信するための設定
- 管理サーバの162/udpポートをDevice Managerで使えるようにする
- Device Managerサーバのserver.dispatcher.daemon.receiveTrapプロパティにtrueを設定する
- SNMP v3を使用する場合は,hdvmsnmpuserコマンドで,SNMPトラップ受信ユーザーの認証情報の登録および暗号化の設定をする
- SNMPトラップをDevice Managerに通知するための設定
- ストレージシステムの場合は,SNMP Agentで,トラップの通知対象マシンとして管理サーバのIPアドレスを設定する(SNMP v1,SNMP v3共通)
- SNMP v3を使用する場合は,SNMP Agentで,SNMPトラップ受信ユーザーの認証情報の登録および暗号化の設定をする
管理サーバと同じ内容を設定してください。認証情報の登録および暗号化の設定方法については,マニュアル「SNMP Agentユーザガイド」を参照してください。- NAS Platformの場合は,SMU,NAS Manager,またはNAS Platform CLIで,トラップの通知対象マシンとして管理サーバのホスト名またはIPアドレスと,ポート番号(162/udp)を設定する
設定するIPアドレスの形式(IPv6 またはIPv4)は,次の形式に合わせてください。表7-2 設定する管理サーバのIPアドレスの形式(NAS PlatformのSNMPトラップの設定)
条件 IPアドレスの形式(IPv6 またはIPv4) Admin services EVSからSNMPトラップを送信するように,NAS Platform CLIで設定している Admin services EVSのIPアドレスの形式に合わせる Admin services EVSからSNMPトラップを送信しないように,NAS Platform CLIで設定している ファイルシステムをマウントするEVSがある ファイルシステムをマウントするEVSのIPアドレスの形式に合わせる ファイルシステムをマウントするEVSがない ファイルサーバ(ノード)のIPアドレスの形式に合わせる - Hitachi Virtual File PlatformおよびHitachi Capacity Optimizationの場合は,Hitachi File Services Managerで,トラップの通知対象マシンとして管理サーバのホスト名またはIPアドレスと,ポート番号(162/udp)を設定する
SNMP v1またはSNMP v2cで,Device Managerとストレージシステムまたはファイルサーバ間の通信をする場合,上記の設定が完了すると,Device ManagerサーバはすべてのコミュニティのSNMPトラップを受信してアラートに表示します。
SNMP v3で,Device Managerとストレージシステム間の通信をするときは,SNMPトラップ受信ユーザーに設定された認証情報に基づいて,すべてのSNMPトラップを受信してアラートに表示します。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.