Hitachi Command Suite システム構成ガイド

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7.2.1 Device Managerでの障害検知

Device Managerでは,管理対象のストレージシステムやファイルサーバの障害を,次の方法で検知します。

Device Managerで表示できるアラートは,ストレージシステムやファイルサーバによって異なります。それぞれのサポート有無を次の表に示します。

表7-1 Device Managerで表示できるアラート

管理対象 ポーリング SNMPトラップ アラートのメール通知
ストレージシステム VSP 5000シリーズ Y v1,v3 Y
VSP G1000 Y v1,v3※1 Y
VSP G1500 Y v1,v3 Y
VSP F1500 Y v1,v3 Y
VSP Gx00モデル Y v1,v3※2 Y
VSP Fx00モデル Y v1,v3※2 Y
Virtual Storage Platform Y v1 Y
Universal Storage Platform V/VM Y v1 Y
Hitachi USP Y v1 Y
HUS VM Y v1 Y
HUS100 Y -- Y
Hitachi AMS2000 Y -- Y
Hitachi SMS Y -- Y
Hitachi AMS/WMS Y -- Y
SMI-S enabledストレージシステム -- -- --
ファイルサーバ Hitachi Virtual File Platform -- v2c --
Hitachi Capacity Optimization -- v2c --
NAS Platform Y※3 v1※3 Y※3

(凡例)
Y:サポート
--:非サポート
v1:SNMP v1をサポート
v2c:SNMP v2cをサポート
v3:SNMP v3をサポート

注※1
VSP G1000のマイクロコードのバージョンが,80-03-0X-XX/XX以降の場合にSNMP v3をサポートします。

注※2
VSP Gx00モデルおよびVSP Fx00モデルのマイクロコードのバージョンが,83-01-2X-XX/XX以降の場合にSNMP v3をサポートします。
NASモジュールの場合,SNMP v1だけをサポートします。

注※3
ファイルサーバの場合,障害情報を検知するには,次の条件をどちらも満たしている必要があります。
・NAS Platformのバージョンが12.2以降であること
・Admin services EVSが設定されていること
重要
  • ファイルサーバまたはNASモジュールの場合,ポーリングとSNMPトラップでは,障害を検知するタイミングが異なりますが,アラートに表示される内容は同じです。5分間隔より短い間隔でアラートを取得したい場合だけ,SNMPトラップの設定をしてください。デフォルトでは,5分間隔のポーリングでアラートを取得しています。
  • ストレージシステムの場合,ポーリングとSNMPラップでは,障害を検知するタイミングだけでなく,障害レベルも異なることがあります。これは,発生場所とその発生部位の障害が与える障害部位への影響度によって,障害部位の障害レベルが異なるためです。
  • ポーリングとSNMPラップの両方で同じ障害を検知している場合,ぞれぞれをアラートとして表示します。ただし,同一の障害であっても,前述のとおり,ポーリングとSNMP トラップで障害レベルが異なることがあります。

関連概念

関連タスク

関連参照

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