Hitachi Command Suite システム構成ガイド
Tiered Storage Managerサーバのトラストストアーファイル(TieredStorageManagerCerts)の格納場所を環境変数HTSM_CLI_CERTS_PATHに設定します。
また,htsmcli.propertiesファイルにhtsmserver.locationプロパティやoption.secureプロパティを設定しておくと,Tiered Storage Manager CLIを実行する際に,Tiered Storage Managerサーバのロケーションやsecure(s)オプションの指定を省略できます。
- Tiered Storage Managerサーバのトラストストアーファイルの入手
安全な方法で管理サーバから取得しておきます。- htsmcli.propertiesファイルの雛型のコピー
次の場所にある雛型を任意の場所にコピーして使用してください。ただし,Windowsの場合,ドライブ直下にはコピーしないでください。
- 管理クライアントでTiered Storage Manager CLIを実行する場合
Windows:
<システムドライブ>\TieredStorageManager\<Tiered Storage Managerのバージョン>\CLI\
Solaris,HP-UXまたはLinux:
/opt/TieredStorageManager/<Tiered Storage Managerのバージョン>/CLI/- 管理サーバでTiered Storage Manager CLIを実行する場合
Windows:
<Hitachi Command Suiteのインストールフォルダ>\TieredStorageManager\CLI\
Linux :
<Hitachi Command Suiteのインストールディレクトリ>/TieredStorageManager/CLI/- 環境変数HTSM_CLI_HOMEの設定
htsmcli.propertiesファイルの格納ディレクトリを設定します。Windowsの場合,パスは次の規則に従って指定してください。
- パスを引用符(")やアポストロフィ(')で囲まないでください。
- パスの終端にはパス区切り文字(\)を指定しないでください。
- パス区切り文字(\)は円記号でエスケープしてください。
- 次の情報の確認
- 管理サーバのホスト名またはIPアドレス
- Tiered Storage ManagerサーバのSSL通信用のポート番号(デフォルト:24500)
Tiered Storage Managerサーバのserver.properties ファイルにあるserver.rmi.security.portプロパティで確認できます。
- 環境変数HTSM_CLI_CERTS_PATHに,トラストストアーファイルの絶対パス(ファイル名を含む)を指定します。
サーバ証明書の格納先ディレクトリをカレントディレクトリにしてTiered Storage Manager CLIを実行する運用の場合は,HTSM_CLI_CERTS_PATHの設定は省略できます。- htsmcli.propertiesファイルの設定を変更します。
- htsmserver.locationプロパティ
Tiered Storage Managerサーバのロケーションを次の形式で指定します。htsmserver.location=rmi://<管理サーバのIPアドレスまたはホスト名>:<Tiered Storage ManagerサーバのSSL通信用のポート番号>/HTSMServer- option.secureプロパティ
trueを設定します。雛型にはoption.secureプロパティが記載されていないため,次のとおり追記してください。##### OPTIONS #### option.secure=true
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