Hitachi Command Suite システム構成ガイド

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5.1.1 Device Managerサーバのデフォルトの証明書

Device Managerのバージョン8.1.3以降では,Device Managerを新規インストールした場合,またはDevice Managerサーバの証明書が存在しない状態でアップグレードインストールをした場合,デフォルトの証明書がキーストアーに登録され,SSL/TLS通信の設定が有効になります。

デフォルトの証明書は,ストレージシステム(VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデルおよびVSP Fx00モデル)とHitachi Command Suiteの間でユーザーアカウント認証の連携をする際の通信路を暗号化するための自己署名証明書です。HiKeytoolを使って証明書の内容を表示し,セキュリティの要件を満たしているか確認してください。よりセキュリティを高めるために別の自己署名証明書または認証局の署名済みの証明書を使用する場合は,デフォルトの証明書を削除してSSL/TLS通信の設定をやり直してください。

ストレージシステム(VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデルおよびVSP Fx00モデル)以外のコンポーネントとDevice Managerサーバ間でセキュリティ通信を利用する場合は,デフォルトの証明書を削除してSSL/TLS通信の設定をやり直してください。

重要
  • デフォルトの証明書の内容を確認する,またはキーストアーから削除するには,HiKeytoolを使用してください。
  • デフォルトの証明書をDevice Managerサーバの通信相手のトラストストアーにインポートしないでください。インポートした場合,通信に失敗します。

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