Hitachi Command Suite システム構成ガイド
コピーペアを管理するためには,ストレージシステムの環境構築が必要です。
次の要件に従ってストレージシステムを環境構築してください。詳細については,各ストレージシステムのマニュアルを参照してください。
参考
- リモートパス,ジャーナルグループ,プールおよびV-VOLについては,[レプリケーション]タブを使用して設定できます。詳細は,マニュアル「Hitachi Command Suite ユーザーズガイド 」を参照してください。
- リモートパス
Universal ReplicatorまたはTrueCopyを利用してコピーペアの操作をする場合,ストレージシステム間でリモートパスを設定しておく必要があります。- ジャーナルグループ
Universal Replicatorを利用してコピーペアの操作をする場合,ジャーナルグループにジャーナルボリュームが登録されている必要があります。- プール
Copy-on-Write Snapshot,Thin ImageまたはTrueCopy Extended Distanceを利用してコピーペアの操作をする場合,プールを設定しておく必要があります。
HUS100ではDPプール,Hitachi AMS2000およびHitachi AMS/WMSではデータプールと呼びます。- DM-LU
次の場合,DM-LUを設定しておく必要があります。
- HUS100で,TrueCopy remote replicationまたはShadowImageを使用する場合
- Hitachi AMS2000およびHitachi AMS/WMSで,TrueCopy remote replication,TrueCopy Extended Distance,Copy-on-Write Snapshot,またはShadowImageを使用する場合
- V-VOL
Copy-on-Write SnapshotまたはThin Imageを利用してコピーペアの操作をする場合,S-VOL用に仮想ボリューム(V-VOL)を作成する必要があります。
次の順序で準備してください。
- プールの作成
- V-VOLの作成
注意
- ストレージシステムを環境構築したあと,ストレージシステムをリフレッシュする必要があります。コピーペアに対する操作を実行する前には,最新の情報が反映されているか確認してください。
- Device Managerによって管理されるストレージシステムのシリアル番号は,すべて一意である必要があります。TrueCopyまたはUniversal Replicatorの場合は,Device Managerによって管理されないリモートストレージシステムのシリアル番号も一意である必要があります。
- VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage PlatformまたはHUS VMのLUでペアを作成する場合,デバイスグループに関連づけられているLUは使用しないでください。
- エンタープライズクラスストレージの場合,Device Manager CLIでメインフレームボリュームのコピーペア(Universal Replicator,TrueCopyおよびShadowImageのコピーペア)の構成を確認できます。
- スナップショットグループに定義されたThin Imageコピーペアの場合,コマンドデバイスの認証モードを有効にする必要があります。
また,ペア管理サーバでraidcom -loginコマンドを実行して,ユーザー認証を行う必要があります。
Device Managerエージェントのバージョンが8.0.1以降で,かつDevice ManagerサーバとDevice Managerエージェント間の通信にSSL/TLSを利用している場合,ユーザー認証は自動的に行われるため,手動でユーザー認証を行う必要はありません。
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