Hitachi Command Suite インストールガイド
IPv6環境またはVxVMがインストールされている環境で運用する場合や,ホストにインストールされている製品のバージョンによっては,Device Managerエージェントのプロパティの設定を変更する必要があります。
- Device Managerエージェントのサービスを停止します。
- 運用環境によって,プロパティファイルに適切な値を設定します。
- Device Managerエージェントのサービスを起動します。
次の場合に,Device Managerエージェントのプロパティの設定変更が必要です。
表4-3 プロパティの設定変更が必要な環境と変更するプロパティ
環境 変更するプロパティ IPv6環境 Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにある次のプロパティを設定する必要があります。
- server.http.socket.agentAddress
Device ManagerエージェントがDevice Managerサーバに通知するIPアドレスを指定します。- server.http.socket.bindAddress
Device Managerエージェントが2つ以上のネットワークインターフェース(NIC)を搭載したプラットフォーム上で動作する場合,Device Managerエージェントが要求を受け付けるNICを指定します。受け付けるインターフェースを限定したい場合には,Device Managerエージェントが受け付けるIPアドレスを指定します。VxVMがインストールされている環境 インストールされているVxVMのバージョンをprogramproductinfo.propertiesファイルのveritas.volume.manager.versionプロパティに設定する必要があります。バージョンは,x.xの形式で指定します。 バージョン05-80より前のDynamic Link Managerがインストールされている場合 Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルの次のプロパティに,Device Managerエージェントで使用するポート番号を設定する必要があります。
- server.http.port
- server.agent.port
Solaris,AIXまたはHP-UX環境でOracle JDK を使用している場合で,Device ManagerエージェントでサポートしていないJavaの実行環境を引き継いだとき 次のどちらかの操作を実行した場合,操作後にJavaの実行環境が引き継がれます。 Device ManagerエージェントでサポートしていないJavaの実行環境を引き継いだ場合は,Javaの実行環境を再設定する必要があります。適切なJavaの実行環境を提供するプログラムをインストールして,server.propertiesファイルのserver.agent.JRE.locationプロパティにインストールパスを設定してください。
- Device Managerエージェントのアップグレードインストール
- Dynamic Link Manager,Global Link ManagerエージェントまたはReplication Manager Application AgentがインストールされているホストへのDevice Managerエージェントの新規インストール
コピーペアを認識するホストが仮想マシンで仮想化ソフトウェアにVMware ESXiを使用している場合 Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.agent.rm.ignorePairStatusプロパティをtrueに設定する必要があります。
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