Hitachi Command Suite インストールガイド
インストール先やHiScanコマンドの実行時刻など,インストールウィザードで入力する値にはデフォルト値が用意されています。新規インストールの場合,デフォルト値が用意されている項目では,デフォルト値を使用することをお勧めします。
上書き(更新または修復)インストールの場合は,Device Managerサーバの情報やHiScanコマンドの実行時刻など,すでに設定されている情報は引き継がれます。
インストールウィザードで入力する情報を次の表に示します。デフォルト値とは異なる設定にする項目およびデフォルト値が存在しない項目については,インストール条件をあらかじめ決めておいてください。
表4-1 Device Managerエージェントのインストール中に入力する情報
項目 デフォルト インストール先(Windowsの場合) <Program Filesフォルダ>\HITACHI\HDVM\HBaseAgent※2 インストール先(Linuxの場合)※1 /opt/HDVM/HBaseAgent Agentサービスのアカウントの情報(Windowsの場合だけ) 設定する(なし) Device Managerサーバの情報 IPアドレスまたはホスト名 255.255.255.255 SSL通信の設定 Device Managerサーバのサーバ証明書の格納先ディレクトリ※3:設定する(なし)
Device Managerエージェントのトラストストアーのアクセスパスワード:changeitポート番号 非SSL通信の場合:2001
SSL通信の場合:2443ユーザーアカウントの情報 ユーザーID:HaUser
パスワード:hasetHiScanコマンドの実行時刻 1日1回 AM2:30 RAID Managerの情報 インストール先
- Windowsの場合
- Device Managerエージェントのインストールドライブ
- UNIXの場合
- /HORCM
一括管理構成 しない(disable) 注※1 Solaris,AIX,およびHP-UXの場合,インストール先は固定です。
注※2 <Program Filesフォルダ>は,次の場所を示しています。
- アーキテクチャーがx86の場合:
- Windowsのシステム環境変数%ProgramFiles%に設定されているフォルダです。
- アーキテクチャーがIPFまたはx64の場合:
- Windowsのシステム環境変数%ProgramFiles(x86)%に設定されているフォルダです。
注※3 指定したディレクトリ内のすべての証明書ファイルがインポート対象になります。サブディレクトリ以下は対象外になります。
重要
- Device Managerエージェントのインストール先のマシンのホスト名は50バイト以内である必要があります。
- Device Manager サーバとDevice Manager エージェント間でSSL 通信をする場合は,Device Manager サーバのデフォルトの証明書を使用しないでください。Device Managerエージェントのインストール前に,管理サーバでDevice Manager のサーバ証明書を作成して,トラストストアーにインポートしてください。
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