Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

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7.2 ホストの情報をインポートする(ImportHostsコマンドの使用方法)

ホストの情報をインポートするには,次の手順でImportHostsコマンドを実行します。

注意
ホストの情報を更新(上書き)する場合,ホスト情報ファイルの該当するレコードにすべての情報が記載されている必要があります。
例えば,ホストのIPアドレスだけを変更する場合,ホスト情報ファイルには,IPアドレス以外の情報も記載する必要があります。記載されていない情報はDevice Managerから削除されます。
重要
  • ホストを追加する場合,インポートしたホストは,通常ホストまたは仮想化サーバとして登録されます。
  • ホストの情報を更新(上書き)する場合,更新対象のホストが手動で登録したホスト(AddHostコマンドまたはHostScanコマンドで登録したホスト)であることを確認してください。ImportHostsコマンドでは,Device ManagerのGUIやCLIを使用して手動で登録した通常ホストまたは仮想化サーバだけが更新されます。

ホストの情報をインポートするには:

  1. ホスト情報ファイル(CSVファイル)を作成します。
    次のような方法で作成できます。
    • 表計算ソフトウェアなどで管理している管理台帳を変換する
    • Device ManagerのGUIからホストの情報をレポート出力する
    インポートするホスト情報の種類は,マッピング定義ファイルで定義します。このため,ホスト情報ファイル内には,インポートする情報以外の項目が記載されていてもかまいません。また,項目の記載順序(列の並び順)も自由に設定できます。
    ただし,インポート対象外のホストはホスト情報ファイルに含まれないようにしてください。
  2. マッピング定義ファイルを作成します。
    ホスト情報ファイルのインポート開始位置や,ホスト情報ファイルに記載されているホスト情報と実際にインポートする情報の対応付けを定義します。
    サンプルファイル(import.properties)がDevice Manager CLIのインストール先に格納されています。サンプルファイルをコピーしてマッピング定義ファイル作成するか,変更前のimport.propertiesファイルをバックアップしておくことをお勧めします。
  3. 入力ファイルの情報の形式が正しいかをチェックします。
    パラメーターfunctioncheckを指定してImportHostsコマンドを実行します。
    コマンド実行結果は標準出力に表示されます。メッセージに従ってチェック結果を確認してください。
  4. ホストの情報をインポートします。
    パラメーターfunctionimportを指定してImportHostsコマンドを実行します。
    すでにDevice Managerに登録済みのホストの情報を更新(上書き)する場合,パラメーターoverwritetrueを指定して実行します。
    コマンド実行結果は標準出力に表示されます。メッセージに従ってインポート結果を確認してください。
  5. インポートされたホストを確認します。

関連項目

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