Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド
ImportHostsコマンドでは,ホストの情報をファイルからインポートできます。また,オプションを指定することで,入力ファイルの情報の形式が正しいかを事前にチェックできます。
ホストの情報は,次のような場面でインポートできます。
- ホスト情報の追加
Device Managerにホスト情報をまとめて登録します。
登録できる情報は,ホスト名,WWN,iSCSIネーム,IPアドレス(IPv4,IPv6),およびOSタイプです。OSタイプを登録すると,登録した値に応じてホストのタイプも登録されます。- ホスト情報の移行
複数のDevice Managerを使用している環境で,ホストの情報をほかのDevice Managerにまとめて移行します。- ホスト情報の更新(上書き)
Device Managerに登録済みのホスト情報をまとめて更新(上書き)します。
更新できる情報は,WWN,iSCSIネーム,IPアドレス(IPv4,IPv6),およびOSタイプです。図7-1 ホスト情報のインポート操作の流れ(ImportHostsコマンド)
ImportHostsコマンドの入出力ファイルを次に示します。
- ホスト情報ファイル(CSVファイル)
ホストの情報を記載したCSV形式のファイルです。
表計算ソフトウェアなどで管理している管理台帳や,Device Manager GUIからレポート出力したCSVファイルを利用して作成できます。- マッピング定義ファイル
ホスト情報ファイルの内容と,インポートするホスト情報を対応付けた,プロパティ形式のファイルです。
サンプルファイルを利用して作成できます。インポートするホスト情報の種類は,マッピング定義ファイルで定義します。このため,ホスト情報ファイル内には,インポートする情報以外の項目が記載されていてもかまいません。また,項目の記載順序(列の並び順)も自由に設定できます。
コマンドの実行結果は標準出力に表示されます。また,実行する機能によって次のファイルが出力されます。
- チェック結果出力ファイル(チェック機能を実行した場合)
- エラー情報出力ファイル(チェック機能またはインポート機能で警告やエラーが発生した場合)
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