Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

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5.1 Alertインスタンス

Alertインスタンスが出力されるコマンド

表5-1 Alertインスタンスの属性

属性 説明
number アラートの番号
type アラートの種別
  • Server:Device Managerサーバによるポーリング
  • Trap:ストレージシステムまたはファイルサーバからのSNMPトラップ
source アラートの発生元
ストレージシステムの場合,ストレージシステムのオブジェクトIDが出力されます。
NASモジュールの場合,NASモジュールが搭載されているストレージシステムのオブジェクトIDが出力されます。
ファイルサーバの場合,ホストのオブジェクトIDが出力されます。
severity アラートの重要度
  • 0:不明
  • 1:Normal
  • 2:Critical
  • 3:Serious
  • 4:Moderate
  • 5:Service
component 問題が発生したコンポーネント
ファイルサーバの場合,File Controllerと出力されます。
NASモジュールの場合,<クラスタ名>(<ノード名>)が出力されます。
description アラートの説明
actionToTake アラートへの対処方法
data アラートを解析するために必要なデータ
ストレージシステムの場合,typeServerのときは付加情報が,typeTrapのときは問い合わせ窓口が必要とするSIMデータが出力されます。
ファイルサーバまたはNASモジュールの場合,それらが出力するメッセージIDが出力されます。
timeOfAlert アラートの発生時刻(例:2008/04/06 20:13:56
ストレージシステムの場合,typeServerのときはDevice Managerサーバがアラートを取得した時刻が,typeTrapのときはストレージシステムでアラートが発生した時刻が出力されます。
ファイルサーバまたはNASモジュールの場合,それらでアラートが発生した時刻が出力されます。

注※
HUS100,Hitachi AMS2000/AMS/WMS,およびHitachi SMSの場合,ハードディスク障害のアラートを検出すると,Alertインスタンスのcomponent属性に障害が発生したドライブの番号が次のどちらかの形式で出力されます。
  • Disk Drive #ドライブ番号 ( Unitの位置 - HDUの位置 )
  • Disk Drive #ドライブ番号
このドライブの番号は,ハードディスクの物理的な位置を示す番号ではありません。ハードディスクの物理的な位置は,Unitの位置とHDUの位置で示します。これらの位置情報が出力されない場合,ドライブ番号を使って計算する必要があります。
計算に使用する変数および関数を次に示します。
  • n:コマンド実行結果に出力されたドライブの番号を示します。
  • INT:計算の結果の小数点を切り捨て,整数を取得します。
  • MOD:数値を除算したときの剰余を取得します。
Unitの位置とHDUの位置を特定する計算方法を次に示します。
  • Hitachi AMS2000,Hitachi AMS/WMS,およびHitachi SMSの場合
    Unitの位置 = INT(n÷15)
    HDUの位置 = n MOD 15
    例:
     nが17のとき
     Unitの位置 = INT(17÷15) = 1
     HDUの位置 = 17 MOD 15 = 2

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