Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド
GetReplicationPerformanceDataコマンドは,Universal Replicatorの性能情報をCSV形式で出力します。
重要
- このコマンドの実行時にオプション-t(または--messagetrace)を指定しても,メッセージトレースファイルに性能情報は出力されません。
- コピーグループの状態によっては,性能情報を正しく取得できないことがあります。
例えば,コピーグループの集約ペア状態がSimplexの場合,Universal Replicatorのコピーペアを作成し,RefreshReplicationPerformanceDataコマンドのパラメーターrefreshconfigurationにtrueを指定して実行したあとで性能情報を出力してください。集約ペア状態は,GetCopyGroupコマンドの実行結果に出力されるCopyGroupインスタンスのstatus属性で確認できます。性能情報を取得するコピーグループを,ペア管理サーバ名,HORCMインスタンスのインスタンス番号,およびコピーグループ名で指定する場合:
HiCommandCLI [URL] GetReplicationPerformanceData [オプション] hostname=ペア管理サーバ名 instancenumber=HORCMインスタンスのインスタンス番号 copygroupname=コピーグループ名 [startdate=性能情報の取得範囲の開始日時] [enddate=性能情報の取得範囲の終了日時]性能情報を取得するコピーグループをオブジェクトIDで指定する場合:
HiCommandCLI [URL] GetReplicationPerformanceData [オプション] objectid=コピーグループのオブジェクトID [startdate=性能情報の取得範囲の開始日時] [enddate=性能情報の取得範囲の終了日時]表4-133 GetReplicationPerformanceDataコマンドのパラメーター
パラメーター名 指定のレベル 説明 objectid 任意※ コピーグループのオブジェクトID
GUIの[レプリケーション]タブで管理しているオブジェクトIDを使用します。hostname 任意※ コピーグループを管理するペア管理サーバ名 instancenumber 任意※ HORCMインスタンスのインスタンス番号 copygroupname 任意※ コピーグループ名 startdate 任意 性能情報の取得範囲の開始日時
最大31日前の日時を,Device Managerサーバのローカルタイムで指定します。
「MM/DD/YYYY/hh:mm」形式で指定してください。
省略した場合,最も古いデータから情報を取得します。enddate 任意 性能情報の取得範囲の終了日時
Device Managerサーバのローカルタイムで指定します。
「MM/DD/YYYY/hh:mm」形式で指定してください。
省略した場合,コマンド実行日時までの情報を取得します。
- 注※
- パラメーターobjectidを指定するか,パラメーターhostname,instancenumber,およびcopygroupnameを同時に指定するかのどちらか一方を必ず行ってください。ペア管理サーバを冗長化した構成の場合はパラメーターobjectidを指定します。
- objectid
- GetCopyGroupコマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,An instance of CopyGroupの下にobjectID値が表示されます。このobjectID値をパラメーターobjectidの値として指定します。
- hostname,instancenumber,およびcopygroupname
- GetCopyGroupコマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,An instance of CopyGroupの下にgroupName値,pvolHORCMMONHostName値,pvolInstanceNumber値,svolHORCMMONHostName値,およびsvolInstanceNumber値が表示されます。パラメーターhostnameにpvolHORCMMONHostNameの値を指定する場合は,パラメーターinstancenumberにpvolInstanceNumberの値を,パラメーターhostnameにsvolHORCMMONHostNameの値を指定する場合は,パラメーターinstancenumberにsvolInstanceNumberの値を指定します。パラメーターcopygroupnameには,groupNameの値を指定します。
この例では,ペア管理サーバ名,HORCMインスタンスのインスタンス番号,およびコピーグループ名を指定して性能情報を出力します。オプション-oにCSVファイル名を指定しているので,実行結果はCSVファイルに出力されます。
HiCommandCLI GetReplicationPerformanceData -o "D:\PerformanceData\Copy_Group_001_08142014-08152014.csv" "hostname=PHOST1" "instancenumber=100" "copygroupname=Copy_Group_001" "startdate=08/14/2014/12:30" "enddate=08/15/2014/12:30"出力されるCSVの形式については「4.7.5 GetReplicationPerformanceDataコマンドの出力形式」を参照してください。
Copy Group(ObjectID): Copy_Group_001(GROUP.[10000000C9C8C7F0.100].[10000000C9CCCBA6.100].Copy_uGroup_u001) Primary Storage System: VSP@10.197.73.234 Secondary Storage System: HUS VM@10.197.73.215 Primary Pair Management Server:PHOST1 Primary HORCM Instance No.: 100 Secondary Pair Management Server:SHOST1 Secondary HORCM Instance No.: 100 Output Date: 08/15/2014 12:35:00 Start Date: 08/14/2014 12:30:00 End Date: 08/15/2014 12:30:00 Time Zone: America/New_York "Date and Time","C/T Delta(sec)","Date and Time Collected C/T Delta","S-VOL Cache Write Pending Rate MPB32 x CLPR0(%)", ... (Other metric names are omitted.) "08/14/2014 12:30:00","102","08/14/2014 12:27:00","65", ... (Omitted) "08/14/2014 12:40:00","92","08/14/2014 12:32:00","54", ... (Omitted) "08/14/2014 12:50:00","50","08/14/2014 12:47:00","32", ... (Omitted) . . (The rest of the performance information is omitted.) .この例では,コピーグループのオブジェクトIDを指定して性能情報を出力します。オプション-oにCSVファイル名を指定しているので,実行結果はCSVファイルに出力されます。
HiCommandCLI GetReplicationPerformanceData -o "D:\PerformanceData\Copy_Group_001_08142014-08152014.csv" "objectid=GROUP.[10000000C9C8C7F0.100].[10000000C9CCCBA6.100].Copy_uGroup_u001" "startdate=08/14/2014/12:30" "enddate=08/15/2014/12:30"コマンド実行結果1と同じです。
出力されるCSVの形式については「4.7.5 GetReplicationPerformanceDataコマンドの出力形式」を参照してください。
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