Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

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4.4.14 ModifyHostInfo

ModifyHostInfoコマンドは,Device ManagerサーバのHostInfoを変更します。

重要
このコマンドは,仮想化サーバおよびファイルサーバをサポートしていません。

パラメーター

表4-116 ModifyHostInfoコマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
objectid 必須 変更するHostInfoのオブジェクトID
serialnum 任意 パスが存在する新しいストレージシステムのシリアル番号
変更しない場合は省略します。
model 任意 パスが存在する新しいストレージシステムのモデル
変更しない場合は省略します。ただし,パラメーターportnameを指定するときには,このパラメーターは必ず指定してください。
ipaddress 任意 ホストのIPv4の新規IPアドレス
ホストのIPv4のIPアドレスを変更しない場合は省略します。
ipv6address 任意 ホストのIPv6の新規IPアドレス
ホストのIPv6のIPアドレスを変更しない場合は省略します。
mountpoint 任意 パスに対応したホストファイルシステムの新しいマウントポイント
変更しない場合は省略します。
port 任意 パスの新しいポート番号
変更しない場合は省略します。
変更する場合は,portまたはportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
portname 任意 パスの新しいポート名
変更しない場合は省略します。
変更する場合は,portまたはportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelも必ず指定します。
domain 任意 パスの新しいドメインID
変更しない場合は省略します。
このパラメーターは10進数および16進数で指定できます。16進数で指定する場合は,プレフィックスとして0xを付けてください。
実行結果は10進数で出力されます。
devnum 任意 パスの新しいデバイス番号
変更しない場合は省略します。

VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。

Hitachi USPの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。

そのほかのストレージシステムの場合:
10進数で指定します。
実行結果は10進数で出力されます。
portwwn 任意 ホストバスアダプターの新しいポートWWN
変更しない場合は省略します。
パラメーターportwwnおよびportiscsinameを同時に指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
filetype 任意 ファイルシステムの新しいタイプ
変更しない場合は省略します。
filename 任意 ファイルシステムの新しい名前
変更しない場合は省略します。
size 任意 新しいLUNのサイズ(MB)
変更しない場合は省略します。
percentused 任意 新しいLUNの使用率(%)
変更しない場合は省略します。
portiscsiname 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ホスト(iSCSIイニシエーター)の新しいiSCSIネーム
iSCSIネームは,iqn形式またはeui形式で指定してください。
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 - . :
iSCSIネームの大文字と小文字は区別されません。
指定できる文字数は1~223バイトです。
パラメーターportwwnおよびportiscsinameを同時に指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
パラメーターportiscsinameを指定しなかった場合,ホスト(iSCSIイニシエーター)のiSCSIネームは変更されません。

事前に取得するパラメーター値

serialnumおよびmodel
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。

objectid
GetHostInfoコマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,An instance of HostInfoの下にobjectID値が表示されます。このobjectID値をパラメーターobjectidとして指定してください。

devnumdomain,およびport
GetStorageArray (subtarget=Path)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetPathを指定してください。実行結果では,An instance of Pathの下にdevNum値,domainID値,およびportID値が表示されます。これらのdevNum値,domainID値,およびportID値をそれぞれパラメーターdevnum,パラメーターdomain,パラメーターportとして指定してください。

portname
GetStorageArray (subtarget=Port)コマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,displayNameAn instance of Portの下に表示されます。この値をportnameとして指定してください。

コマンド実行例

この例では,ModifyHostInfoコマンドはホストベースの情報(オブジェクトID:HOSTINFO.R8000000.0.15.103)を次のとおり変更します。

HiCommandCLI ModifyHostInfo  -o "D:\logs\ModifyHostInfo.log" 
"objectid=HOSTINFO.R8000000.0.15.103" "model=VSP G1000" 
"serialnum=10182" "ipAddress=111.111.111.111" 
"mountpoint=E:" "port=159" "domain=3" "devnum=6220" 
"portwwn=11.33.55.77.99.BB.DD.FF" "filetype=NTFS1" "filename=oo" 
"size=156" "percentused=50"

コマンド実行結果

RESPONSE:
An instance of HostInfo
  objectID=HOSTINFO.R8000000.0.15.103
  name=R8000000
  serialNumber=10182
  arrayType=R800
  ipAddress=111.111.111.111
  mountPoint=E:
  portID=159
  portName=CL8-H
  domainID=3
  scsiID=15
  lun=0
  devNum=6,220
  displayDevNum=00:18:4C
  osScsiBus=0
  osScsiID=15
  osLun=103
  portWWN=11.33.55.77.99.BB.DD.FF
  fileSystemType=NTFS1
  fileSystemName=oo
  sizeInMB=156
  percentUsed=50
  lastUpdated=1408961386

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