Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド
ModifyHostコマンドは,ホストに関する情報を変更します。
重要
- このコマンドは,ホストのタイプがExternalポートの場合,WWNやiSCSIネームの情報,およびOSタイプは変更できません。
- このコマンドは,メインフレームホストのOSタイプは変更できません。
- このコマンドは,Host Data Collectorを使用して登録した仮想化サーバをサポートしていません。Host Data Collectorを使用して登録した仮想化サーバの情報を変更する場合は,ModifyVirtualizationServerコマンドを使用してください。
- このコマンドは,ホストのタイプがファイルサーバの場合,ホスト名だけを変更できます。
ホストのタイプが通常ホスト,仮想化サーバ,Externalポート,またはメインフレームホストの場合:
HiCommandCLI [URL] ModifyHost [オプション] {objectid=変更するホストのオブジェクトID [{hostname=ホストの新しい名前|newhostname=ホストの新しい名前}] |hostname=変更するホストの名前 [newhostname=ホストの新しい名前]} [wwnlist=既存のWWNを置き換えるWWNのリスト] [ipaddress=既存ホストのIPv4の新規IPアドレス] [ipv6address=既存ホストのIPv6の新規IPアドレス] [iscsinamelist=ホストのiSCSIネームのリスト] [takeoverwwn=true] [iscsinamediscard=true] [ostype=変更後のOSタイプ]ホストのタイプがファイルサーバの場合:
HiCommandCLI [URL] ModifyHost [オプション] {objectid=変更するホストのオブジェクトID [{hostname=ホストの新しい名前|newhostname=ホストの新しい名前}] |hostname=変更するホストの名前 [newhostname=ホストの新しい名前]}
パラメーター名 指定のレベル 説明 objectid 任意 変更するホストのオブジェクトID
objectidまたはhostnameのどちらか一方を必ず指定してください。hostname 任意 変更するホストの名前
名前を変更しない場合は省略します。
指定できる文字数は1~64バイトです。
このパラメーターはobjectidを指定するかどうかによって指定する値が異なります。
- objectidを指定した場合:
- ホストの新しい名前を指定します。
最初または最後のスペースは登録されません。
- objectidを指定しない場合:
- 操作するホストの名前を指定します。
GUIと併用する場合はGUIの入力規則に従ってください。
objectidまたはhostnameのどちらか一方を必ず指定してください。newhostname 任意 ホストの新しい名前
このパラメーターを指定する場合は,objectidまたはhostnameのどちらか一方を必ず指定してください。wwnlist 任意 既存のWWNを置き換えるWWNのリスト
コンマで区切って指定します。
存在しない場合は,ホストのすべてのWWNが削除されます。ipaddress 任意 既存ホストのIPv4の新規IPアドレス
ホストのIPv4のIPアドレスを変更しない場合は省略します。ipv6address 任意 既存ホストのIPv6の新規IPアドレス
ホストのIPv6のIPアドレスを変更しない場合は省略します。iscsinamelist 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)ホスト(iSCSIイニシエーター)のiSCSIネームのリスト
iSCSIネームは,iqn形式またはeui形式で指定してください。
複数指定する場合は,コンマで区切って指定します。
パラメーターiscsinamelistを指定しない場合は,ホストのiSCSIネームはすべて削除されます。
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 - . :
iSCSIネームの大文字と小文字は区別されません。
指定できる文字数は1~223バイトです。
ModifyHostコマンドを実行したあとのホストのタイプが仮想化サーバの場合,このパラメーターは指定できません。ostype 任意 変更後のホストのOSタイプ
指定できる値を次に示します。大文字と小文字は区別されません。このパラメーターにVMwareを指定すると,ホストのタイプは仮想化サーバに設定されます。VMware以外を指定すると,ホストのタイプは通常ホストに設定されます。
- AIX
- HP-UX
- Linux
- SunOS
- Windows
- VMware
- Others
このパラメーターは,ホストのタイプが通常ホストまたは仮想化サーバのホストに対して指定できます。takeoverwwn 任意 先に登録された通常ホストのWWNを仮想化サーバに移行する場合にだけ,trueを指定します。
このパラメーターを指定して仮想化サーバのWWNを変更すると,変更後のWWNがすでに登録されている通常ホストのWWNと重複したときに,通常ホストのWWNが仮想化サーバに移行されます。
このパラメーターは,ModifyHostコマンドを実行したあとのホストのタイプが仮想化サーバのホストに対して指定できます。このパラメーターを省略した場合,指定したWWNが通常ホストのWWNと重複しているとエラーになります。iscsinamediscard 任意 通常ホストのOSタイプをVMwareに変更する場合に,変更前のホストのiSCSIネームを破棄するときは,trueを指定します。
iSCSIネームで管理されている通常ホストのOSタイプをVMwareに変更する場合,このパラメーターを省略するとエラーになります。
- objectid
- GetHostコマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,An instance of Hostの下にobjectID値が表示されます。このobjectID値をパラメーターobjectidとして指定してください。
- hostname
- GetHostコマンドの実行結果から取得してください。このコマンドの実行結果では,name値がAn instance of Hostの下に表示されます。このname値を使用してパラメーターhostnameを指定します。
HiCommandCLI ModifyHost -o "D:\logs\ModifyHost.log" "objectid=HOST.3" "hostname=snow" "wwnlist=12.34.56.78.90.AB.CD.EF,01.23.45.67.89.AB.CD.EF" "ipaddress=172.18.32.9" "ostype=VMware" "takeoverwwn=true"RESPONSE: An instance of Host objectID=HOST.3 name=snow hostID=3 ipAddress=172.18.32.9 capacityInKB=0 hostType=3 managedBy=-1 osType=VMware statusOfDBUpdating=0 List of 2 WWN elements: An instance of WWN WWN=12.34.56.78.90.AB.CD.EF An instance of WWN WWN=01.23.45.67.89.AB.CD.EF
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