Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

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4.3.5 DeleteLun

DeleteLunコマンドは,ホストからボリュームへ設定したパスを削除します。

重要
このコマンドは,ポートタイプがNAS Platform (User LU)のポートに対して実行しないでください。

パラメーター

表4-100 DeleteLunコマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
serialnum 必須 パスのストレージシステムのシリアル番号
model 必須 パスのストレージシステムのモデル
port 任意 パスのポート番号
portまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
portname 任意 パスのポート名
portまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
domain 任意 パスが属するホストストレージドメインのドメインID
このパラメーターは10進数および16進数で指定できます。16進数で指定する場合は,プレフィックスとして0xを付けてください。
実行結果は10進数で出力されます。
domainまたはdomainnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
domainnickname 任意 パスが属するホストストレージドメインのニックネーム
domainまたはdomainnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
devnum 必須 パスの特定に使用されるデバイス番号

VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。

Hitachi USPの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。

そのほかのストレージシステムの場合:
10進数で指定します。
実行結果は10進数で出力されます。
deletionoption 任意 パス削除時のオプション
  • lusekeep
    LUSEを削除しない場合に指定します。このパラメーター値を省略するとLUSEが削除されます。VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,およびVSP Fx00モデルの場合,このパラメーター値は無視されます。
  • force
    ホストにリザーブされているパスを強制的に削除する場合に指定します。このパラメーター値は,nondisruptive migrationのトラブルシューティングで使用します。Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,またはHUS VMの場合だけ指定できます。

事前に取得するパラメーター値

serialnumおよびmodel
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。

portdomain,およびdevnum
GetStorageArray (subtarget=Path)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetPathを指定してください。実行結果では,An instance of Pathの下にdevNum値,domainID値,portID値が表示されます。これらのdevNum値,domainID値,およびportID値を,それぞれパラメーターdevnum,パラメーターdomain,およびパラメーターportとして指定してください。

portname
GetStorageArray (subtarget=Port)コマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,displayNameAn instance of Portの下に表示されます。この値をportnameとして指定してください。

domainnickname
GetStorageArray (subtarget=HostStorageDomain)コマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,nicknameAn instance of HostStorageDomainの下に表示されます。この値をdomainnicknameとして指定してください。

コマンド実行例

HiCommandCLI DeleteLun -o "D:\logs\DeleteLun.log" "serialnum=53039" 
"model=VSP" "port=1" "domain=1" "devnum=1"

コマンド実行結果

RESPONSE:
(Command completed; no data returned)

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