Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド
DeleteISCSINameForHostStorageDomainコマンドは,指定されたホストストレージドメインの下に存在するホスト(iSCSIイニシエーター)のiSCSIネームを削除し,LUNのセキュリティを解除します。
- 重要
- このコマンドは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,HUS100,Hitachi AMS2000/AMS/WMS,およびHitachi SMSでだけ使用できます。
表4-99 DeleteISCSINameForHostStorageDomainコマンドのパラメーター
パラメーター名 指定のレベル 説明 serialnum 必須 セキュリティを解除するストレージシステムのシリアル番号 model 必須 セキュリティを解除するストレージシステムのモデル port 任意 ホストストレージドメインが属するポート番号
パラメーターportまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。portname 任意 ホストストレージドメインが属するポート名
パラメーターportまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。domain 任意 ホストストレージドメインのドメインID
このパラメーターは10進数および16進数で指定できます。16進数で指定する場合は,プレフィックスとして0xを付けてください。
実行結果は10進数で出力されます。
パラメーターdomainまたはdomainnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。domainnickname 任意 ホストストレージドメインのニックネーム
パラメーターdomainまたはdomainnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。iscsiname 任意 セキュリティを解除するホスト(iSCSIイニシエーター)のiSCSIネーム
iSCSIネームは,iqn形式またはeui形式で指定してください。
複数指定する場合は,コンマで区切って指定します。
パラメーターiscsinameまたはiscsinicknameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。iscsinickname 任意 セキュリティを解除するホスト(iSCSIイニシエーター)のiSCSIネームのニックネーム
複数指定する場合は,コンマで区切って指定します。
パラメーターiscsinameまたはiscsinicknameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
- serialnumおよびmodel
- GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。
- port, domain,domainnickname,iscsinameおよびiscsinickname
- GetStorageArray (subtarget=HostStorageDomain,hsdsubinfo=ISCSIName)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにHostStorageDomain,パラメーターhsdsubinfoにISCSINameを指定してください。実行結果では,portID値,domainID値およびnickname値がAn instance of HostStorageDomainの下に表示されます。これらのdomainID値とportID値をそれぞれパラメーターdomainとパラメーターportとして指定してください。セキュリティを解除するホストのiSCSIネームおよびiSCSIネームのニックネームは,List of (nn) ISCSIName elementsに表示されます。ここで,nnはISCSINameの数を示します。このリストから対象となるISCSINameを選択し,iSCSIname値とnickname値をそれぞれパラメーターiscsinameとパラメーターiscsinicknameとして指定してください。
- portname
- GetStorageArray (subtarget=Port)コマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,displayNameがAn instance of Portの下に表示されます。この値をportnameとして指定してください。
この例では,ストレージシステム(シリアル番号:10057,モデル:VSP G1000)で,ホストストレージドメイン(domain:14)が属するポート番号156(port:156)の下のホスト(iSCSIイニシエーター)のiSCSIネーム(iscsiname:iqn.1991-05.com.microsoft:host20)を削除し,LUNのセキュリティを解除しています。
HiCommandCLI DeleteISCSINameForHostStorageDomain -o "D:\logs\DeleteISCSINameForHostStorageDomain.log" "serialnum=10057" "model=VSP G1000" "port=156" "domain=14" "iscsiname=iqn.1991-05.com.microsoft:host20"RESPONSE: (Command completed; no data returned)
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