Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

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4.1.82 ModifyTieringPolicy

ModifyTieringPolicyコマンドは,階層ポリシーに関する内容を変更します。

重要
このコマンドは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-04-02-XX/XX以降),Virtual Storage Platform(マイクロコードのバージョンが70-05-00-XX/XX以降),またはHUS VM(マイクロコードのバージョンが73-02-00-XX/XX以降)でだけ使用できます。

書式

HiCommandCLI [URL] ModifyTieringPolicy [オプション]
model=モデル serialnum=シリアル番号 policyid=階層ポリシーのID
[policyname=階層ポリシーの名前]
[allocationthresholdt1max=階層1に対する最大割り当てしきい値]
[allocationthresholdt1min=階層1に対する最小割り当てしきい値]
[allocationthresholdt3max=階層3に対する最大割り当てしきい値]
[allocationthresholdt3min=階層3に対する最小割り当てしきい値]

パラメーター

表4-85 ModifyTieringPolicyコマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
serialnum 必須 ストレージシステムのシリアル番号
model 必須 ストレージシステムのモデル
policyid 必須 階層ポリシーのID
内容を変更する階層ポリシーのIDを指定します。
指定できる値は631です。
階層ポリシーのID05は変更できません。
policyname 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
階層ポリシーの名前
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 ! # $ % & ' ( )
+ - . = @ [ ] ^ _ ` { } ~ スペース
名前の最初と最後に指定したスペースは無視されます。
指定できる文字数は1~32バイトです。
このパラメーターは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000(マイクロコードのバージョンが80-04-2X-XX/XX以降),VSP G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-03-2X-XX/XX以降),およびVSP Fx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-04-02-XX/XX以降)の場合だけ指定できます。
allocationthresholdt1max※1 任意 階層1に対する最大割り当てしきい値(%)
階層ポリシーが適用された仮想ボリュームに対して,階層1に割り当てる最大容量のしきい値を指定します。
指定できる値は0100です。※2
allocationthresholdt1min 任意 階層1に対する最小割り当てしきい値(%)
階層ポリシーが適用された仮想ボリュームに対して,階層1に割り当てる最小容量のしきい値を指定します。
指定できる値は0100です。※2
allocationthresholdt3max 任意 階層3に対する最大割り当てしきい値(%)
階層ポリシーが適用された仮想ボリュームに対して,階層3に割り当てる最大容量のしきい値を指定します。
指定できる値は0100です。※2
allocationthresholdt3min 任意 階層3に対する最小割り当てしきい値(%)
階層ポリシーが適用された仮想ボリュームに対して,階層3に割り当てる最小容量のしきい値を指定します。
指定できる値は0100です。※2

注※1
GUIで階層プロファイルを適用している場合,階層1の容量の割合が,設定している最大割り当てしきい値を超えることがあります。

注※2
VSP 5000シリーズ,VSP G1000(マイクロコードのバージョンが80-04-2X-XX/XX以降),VSP G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-03-2X-XX/XX以降),およびVSP Fx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-04-02-XX/XX以降)の場合,1%単位で値を指定できます。それ以外の場合は,10%単位で指定してください。

事前に取得するパラメーター値

serialnumおよびmodel
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。

policyid
GetStorageArray (subtarget=TieringPolicy)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはTieringPolicyを指定してください。実行結果では,An instance of TieringPolicyの下にpolicyID値が表示されます。このpolicyID値をパラメーターpolicyidの値として指定してください。

コマンド実行例

この例では,ストレージシステム(シリアル番号:10051,モデル:VSP G1000)の階層ポリシーのIDが10policyid10)の内容を次のように変更します。

HiCommandCLI ModifyTieringPolicy -o "D:\logs\ModifyTieringPolicy.log" 
"model=VSP G1000" "serialnum=10051" 
"policyid=10" "policyname=NewPolicy1" 
"allocationthresholdt1max=40" "allocationthresholdt1min=20" 
"allocationthresholdt3max=35" "allocationthresholdt3min=20"

コマンド実行結果

RESPONSE:
An instance of StorageArray
  .
  . (Attributes of StorageArray are omitted here)
  .
  List of 1 TieringPolicy elements:
    An instance of TieringPolicy
      objectID=TIERINGPOLICY.R800.10051.10
      policyID=10
      policyName=NewPolicy1
      allocationThresholdT1Max=40
      allocationThresholdT1Min=20
      allocationThresholdT3Max=35
      allocationThresholdT3Min=20
      numberOfVVols=4

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