Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド
ModifyTieringPolicyコマンドは,階層ポリシーに関する内容を変更します。
重要
- このコマンドは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-04-02-XX/XX以降),Virtual Storage Platform(マイクロコードのバージョンが70-05-00-XX/XX以降),またはHUS VM(マイクロコードのバージョンが73-02-00-XX/XX以降)でだけ使用できます。
HiCommandCLI [URL] ModifyTieringPolicy [オプション] model=モデル serialnum=シリアル番号 policyid=階層ポリシーのID [policyname=階層ポリシーの名前] [allocationthresholdt1max=階層1に対する最大割り当てしきい値] [allocationthresholdt1min=階層1に対する最小割り当てしきい値] [allocationthresholdt3max=階層3に対する最大割り当てしきい値] [allocationthresholdt3min=階層3に対する最小割り当てしきい値]表4-85 ModifyTieringPolicyコマンドのパラメーター
パラメーター名 指定のレベル 説明 serialnum 必須 ストレージシステムのシリアル番号 model 必須 ストレージシステムのモデル policyid 必須 階層ポリシーのID
内容を変更する階層ポリシーのIDを指定します。
指定できる値は6~31です。
階層ポリシーのID0~5は変更できません。policyname 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)階層ポリシーの名前
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 ! # $ % & ' ( )
+ - . = @ [ ] ^ _ ` { } ~ スペース
名前の最初と最後に指定したスペースは無視されます。
指定できる文字数は1~32バイトです。
このパラメーターは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000(マイクロコードのバージョンが80-04-2X-XX/XX以降),VSP G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-03-2X-XX/XX以降),およびVSP Fx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-04-02-XX/XX以降)の場合だけ指定できます。allocationthresholdt1max※1 任意 階層1に対する最大割り当てしきい値(%)
階層ポリシーが適用された仮想ボリュームに対して,階層1に割り当てる最大容量のしきい値を指定します。
指定できる値は0~100です。※2allocationthresholdt1min 任意 階層1に対する最小割り当てしきい値(%)
階層ポリシーが適用された仮想ボリュームに対して,階層1に割り当てる最小容量のしきい値を指定します。
指定できる値は0~100です。※2allocationthresholdt3max 任意 階層3に対する最大割り当てしきい値(%)
階層ポリシーが適用された仮想ボリュームに対して,階層3に割り当てる最大容量のしきい値を指定します。
指定できる値は0~100です。※2allocationthresholdt3min 任意 階層3に対する最小割り当てしきい値(%)
階層ポリシーが適用された仮想ボリュームに対して,階層3に割り当てる最小容量のしきい値を指定します。
指定できる値は0~100です。※2
- 注※1
- GUIで階層プロファイルを適用している場合,階層1の容量の割合が,設定している最大割り当てしきい値を超えることがあります。
- 注※2
- VSP 5000シリーズ,VSP G1000(マイクロコードのバージョンが80-04-2X-XX/XX以降),VSP G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-03-2X-XX/XX以降),およびVSP Fx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-04-02-XX/XX以降)の場合,1%単位で値を指定できます。それ以外の場合は,10%単位で指定してください。
- serialnumおよびmodel
- GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。
- policyid
- GetStorageArray (subtarget=TieringPolicy)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはTieringPolicyを指定してください。実行結果では,An instance of TieringPolicyの下にpolicyID値が表示されます。このpolicyID値をパラメーターpolicyidの値として指定してください。
この例では,ストレージシステム(シリアル番号:10051,モデル:VSP G1000)の階層ポリシーのIDが10(policyid:10)の内容を次のように変更します。
- 階層ポリシーの名前をNewPolicy1に変更
- 階層1に対する最大割り当てしきい値を40に変更
- 階層1に対する最小割り当てしきい値を20に変更
- 階層3に対する最大割り当てしきい値を35に変更
- 階層3に対する最小割り当てしきい値を20に変更
HiCommandCLI ModifyTieringPolicy -o "D:\logs\ModifyTieringPolicy.log" "model=VSP G1000" "serialnum=10051" "policyid=10" "policyname=NewPolicy1" "allocationthresholdt1max=40" "allocationthresholdt1min=20" "allocationthresholdt3max=35" "allocationthresholdt3min=20"RESPONSE: An instance of StorageArray . . (Attributes of StorageArray are omitted here) . List of 1 TieringPolicy elements: An instance of TieringPolicy objectID=TIERINGPOLICY.R800.10051.10 policyID=10 policyName=NewPolicy1 allocationThresholdT1Max=40 allocationThresholdT1Min=20 allocationThresholdT3Max=35 allocationThresholdT3Min=20 numberOfVVols=4
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