Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

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4.1.79 ModifyPort

ModifyPortコマンドは,ポートの属性およびホストストレージドメインの属性を変更します。

重要
  • トポロジーの値は,変更してもすぐに反映されないことがあります。その場合は数十秒待ってからストレージシステムのリフレッシュ(AddStorageArrayコマンド)を実行してください。
  • ファイバーチャネルアドレスの値は,変更してもすぐに反映されないことがあります。その場合は対象ポートがファイバーネットワークに接続されていることを確認したあと,ストレージシステムのリフレッシュ(AddStorageArrayコマンド)を実行してください。
  • 高速モードに設定されているポートの属性(チャネルスピードまたはトポロジー)を変更したとき,対象ポートと同じ高速モード単位内のすべてのポートの属性に対しても対象ポートと同じ変更が行われます。対象ポート以外の属性の変更はDevice Managerサーバのデータベースにすぐに反映されません。ModifyPortコマンドを実行したあと,ストレージシステムのリフレッシュ(AddStorageArrayコマンド)を実行してください。対象ポートが高速モードに設定されているかどうかは,GetStorageArray (subtarget=PortController)コマンドの実行結果として出力されるPortControllerインスタンスのmode属性で確認できます。
  • HUS100でiSCSI接続の場合,IPv6に関する情報を変更してもすぐに反映されないことがあります。その場合は数十秒待ってからストレージシステムのリフレッシュ(AddStorageArrayコマンド)を実行してください。
  • このコマンドは,ポートタイプがNAS Platform (User LU)のポートに対して実行しないでください。

VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,Hitachi USP,およびHUS VMの書式(ファイバーチャネル接続の場合)

HiCommandCLI [URL] ModifyPort [オプション]
serialnum=シリアル番号 model=モデル
{port=ポート番号|portname=ポート名}
[topology=ポートの新しいトポロジー]
[fibreaddr=ポートの新しいファイバーチャネルのアドレス]
[channelspeed=ポートのファイバーチャネルの新しい伝送速度] 
[lunsec={true|false}] [domain=ドメインID]
[nickname={新しいホストストレージドメイン名|既存のホストストレージドメイン名}]
[newdomainnickname=新しいホストストレージドメイン名]
[hostmode=ポートのホストモード]
[hostmodeoption=ホストモードオプションのリスト]
[wwn=WWN wwnnickname=WWNのニックネーム]
[wwn=WWN newwwnnickname=WWNの新しいニックネーム]
[wwnnickname=WWNのニックネーム newwwnnickname=WWNの新しいニックネーム]
[aluapathpriority=ALUAのパスの優先度]

注※
VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,およびVSP Fx00モデルの場合にだけ指定できます。

VSP G1000,G1500,VSP F1500,およびVirtual Storage Platformの書式(FCoE接続の場合)

HiCommandCLI [URL] ModifyPort [オプション]
serialnum=シリアル番号 model=モデル
{port=ポート番号|portname=ポート名}
[fibreaddr=ポートの新しいファイバーチャネルのアドレス]
[lunsec={true|false}]
[domain=ドメインID]
[nickname={新しいホストストレージドメイン名|既存のホストストレージドメイン名}]
[newdomainnickname=新しいホストストレージドメイン名]
[hostmode=ポートのホストモード]
[hostmodeoption=ホストモードオプションのリスト]
[wwn=WWN wwnnickname=WWNのニックネーム]
[wwn=WWN newwwnnickname=WWNの新しいニックネーム]
[wwnnickname=WWNのニックネーム newwwnnickname=WWNの新しいニックネーム]
[aluapathpriority=ALUAのパスの優先度]

注※
VSP G1000,G1500,およびVSP F1500の場合にだけ指定できます。

VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,およびVSP Fx00モデルの書式(iSCSI接続の場合)

HiCommandCLI [URL] ModifyPort [オプション]
serialnum=シリアル番号 model=モデル
{port=ポート番号|portname=ポート名}
[channelspeed=ポートのiSCSIの新しい伝送速度]
[lunsec={true|false}]
[domain=ドメインID]
[nickname={新しいホストストレージドメイン名|既存のホストストレージドメイン名}]
[newdomainnickname=新しいホストストレージドメイン名]
[hostmode=ポートのホストモード]
[hostmodeoption=ホストモードオプションのリスト]
[ipaddress=ポートのIPアドレス]
[subnetmask=ポートのサブネットマスク]
[gateway=ポートのゲートウェイのIPアドレス]
[ipv6settingmode={disable|enable}]
[linklocalsettingmode={auto|manual}]
[linklocaladdress=リンクローカルアドレス]
[globalsettingmode={auto|manual}]
[globaladdress1=グローバルアドレス1]
[globaladdress2=グローバルアドレス2]
[gatewayforipv6=ポートのゲートウェイのIPアドレス]
[netportnum=ポート番号]
[keepalivetime=キープアライブタイム]
[mtu={1500|4500|9000}]
[vlansettingmode={disable|enable}]
[vlanid=VLANのID]
[domainiscsiname=ホストストレージドメインのiSCSIネーム]
[iscsiname=ホストのiSCSIネーム
newiscsinickname=ホストのiSCSIネームの新しいニックネーム]
[iscsinickname=ホストのiSCSIネームのニックネーム
newiscsinickname=ホストのiSCSIネームの新しいニックネーム]
[selectiveack={disable|enable}]
[delayedack={disable|enable}]
[windowsize={64KB|128KB|256KB|512KB|1024KB}]

HUS100,Hitachi AMS2000/AMS/WMS,およびHitachi SMSの書式(ファイバーチャネル接続の場合)

HiCommandCLI [URL] ModifyPort [オプション]
serialnum=シリアル番号 model=モデル
{port=ポート番号|portname=ポート名}
[topology=ポートの新しいトポロジー]
[fibreaddr=ポートの新しいファイバーチャネルのアドレス]
[channelspeed=ポートのファイバーチャネルの新しい伝送速度] 
[lunsec={true|false}] [portoption=ポートの新しいオプションリスト]
[domain=ドメインID]
[nickname={新しいホストストレージドメイン名|既存のホストストレージドメイン名}]
[newdomainnickname=新しいホストストレージドメイン名]
[hostmode=ポートのホストモード]
[hostmode2=ポートのホスト接続モード2のリスト]
[wwn=WWN wwnnickname=WWNのニックネーム]
[wwn=WWN newwwnnickname=WWNの新しいニックネーム]
[wwnnickname=WWNのニックネーム newwwnnickname=WWNの新しいニックネーム]
[platform=簡易設定オプション(プラットフォーム)]
[middleware=簡易設定オプション(ミドルウェア)]
[alternatepath=簡易設定オプション(交替パス)]
[failover=簡易設定オプション(フェイルオーバー)]
[additionalparameter=簡易設定オプション(追加パラメーター)]

注※
ストレージシステムによって,指定できるパラメーターが異なります。

HUS100の書式(iSCSI接続の場合)

HiCommandCLI [URL] ModifyPort [オプション]
serialnum=シリアル番号 model=モデル
{port=ポート番号|portname=ポート名}
[lunsec={true|false}]
[portoption=ポートの新しいオプションリスト]
[domain=ドメインID]
[nickname={新しいホストストレージドメイン名|既存のホストストレージドメイン名}]
[newdomainnickname=新しいホストストレージドメイン名]
[hostmode=ポートのホストモード]
[hostmode2=ポートのホスト接続モード2のリスト]
[ipaddress=ポートのIPアドレス]
[subnetmask=ポートのサブネットマスク]
[gateway=ポートのゲートウェイのIPアドレス]
[ipv6settingmode={disable|enable}]
[linklocalsettingmode={auto|manual}]
[linklocaladdress=リンクローカルアドレス]
[globalsettingmode={auto|manual}]
[globaladdress1=グローバルアドレス1]
[globaladdress2=グローバルアドレス2]
[gatewayforipv6=ポートのゲートウェイのIPアドレス]
[netportnum=ポート番号]
[keepalivetime=キープアライブタイム]
[mtu={1500|4500|9000}]
[vlansettingmode={disable|enable}]
[vlanid=VLANのID]
[domainiscsiname=ホストストレージドメインのiSCSIネーム]
[iscsiname=ホストのiSCSIネーム
newiscsinickname=ホストのiSCSIネームの新しいニックネーム]
[iscsinickname=ホストのiSCSIネームのニックネーム
newiscsinickname=ホストのiSCSIネームの新しいニックネーム]
[platform=簡易設定オプション(プラットフォーム)] 
[middleware=簡易設定オプション(ミドルウェア)]
[windowscale={disable|enable}]
[delayedack={disable|enable}]

Hitachi AMS2000の書式(iSCSI接続の場合)

HiCommandCLI [URL] ModifyPort [オプション]
serialnum=シリアル番号 model=モデル
{port=ポート番号|portname=ポート名}
[lunsec={true|false}]
[portoption=ポートの新しいオプションリスト]
[domain=ドメインID]
[nickname={新しいホストストレージドメイン名|既存のホストストレージドメイン名}]
[newdomainnickname=新しいホストストレージドメイン名]
[hostmode=ポートのホストモード]
[hostmode2=ポートのホスト接続モード2のリスト]
[ipaddress=ポートのIPアドレス]
[subnetmask=ポートのサブネットマスク]
[gateway=ポートのゲートウェイのIPアドレス]
[netportnum=ポート番号]
[keepalivetime=キープアライブタイム]
[mtu={1500|4500|9000}]
[domainiscsiname=ホストストレージドメインのiSCSIネーム]
[iscsiname=ホストのiSCSIネーム
newiscsinickname=ホストのiSCSIネームの新しいニックネーム]
[iscsinickname=ホストのiSCSIネームのニックネーム
newiscsinickname=ホストのiSCSIネームの新しいニックネーム]
[platform=簡易設定オプション(プラットフォーム)] 
[middleware=簡易設定オプション(ミドルウェア)]
[delayedack={disable|enable}]

Hitachi AMS/WMSおよびHitachi SMSの書式(iSCSI接続の場合)

HiCommandCLI [URL] ModifyPort [オプション]
serialnum=シリアル番号 model=モデル
{port=ポート番号|portname=ポート名}
[lunsec={true|false}]
[portoption=ポートの新しいオプションリスト]
[domain=ドメインID]
[nickname={新しいホストストレージドメイン名|既存のホストストレージドメイン名}]
[newdomainnickname=新しいホストストレージドメイン名]
[hostmode=ポートのホストモード]
[hostmode2=ポートのホスト接続モード2のリスト]
[ipaddress=ポートのIPアドレス]
[subnetmask=ポートのサブネットマスク]
[gateway=ポートのゲートウェイのIPアドレス]
[netportnum=ポート番号]
[keepalivetime=キープアライブタイム]
[domainiscsiname=ホストストレージドメインのiSCSIネーム]
[iscsiname=ホストのiSCSIネーム
newiscsinickname=ホストのiSCSIネームの新しいニックネーム]
[iscsinickname=ホストのiSCSIネームのニックネーム
newiscsinickname=ホストのiSCSIネームの新しいニックネーム]
[platform=簡易設定オプション(プラットフォーム)]
[middleware=簡易設定オプション(ミドルウェア)]
[alternatepath=簡易設定オプション(交替パス)]
[failover=簡易設定オプション(フェイルオーバー)]
[additionalparameter=簡易設定オプション(追加パラメーター)]

注※
ストレージシステムによって,指定できるパラメーターが異なります。

パラメーター

表4-82 ModifyPortコマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
serialnum 必須 ポートのストレージシステムのシリアル番号
model 必須 ポートのストレージシステムのモデル
port 任意 ポートの番号
portまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
portname 任意 ポート名
portまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
topology※1,※2 任意 ポートの新規トポロジー値
指定できる値は次のとおりです。
VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,Hitachi USP,およびHUS VMの場合:
  • Fabric(on), FC-AL
  • Fabric(off), FC-AL
  • Fabric(on), Point-to-Point
  • Fabric(off), Point-to-Point
HUS100,Hitachi AMS2000/AMS/WMS,およびHitachi SMSの場合:
  • Loop
  • Point-to-Point
fibreaddr※1 任意 ポートの新規ファイバーチャネルアドレス(16進数文字列表現)
channelspeed※2 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
Virtual Storage Platform
Universal Storage Platform V/VM
Hitachi USP
HUS VM
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ポートの新しい伝送速度
iSCSI接続の場合,このパラメーターを指定できるのはVSP Gx00モデルおよびVSP Fx00モデルだけです。PortControllerインスタンスのtype属性がiSCSI(Copper)の場合に,次の値が指定できます。
  • 0:自動
  • 1:1Gbps
  • 10:10Gbps
ファイバーチャネル接続の場合,指定できる値は次のとおりです。
  • 0:自動
  • 1:1Gbps
  • 2:2Gbps
  • 4:4Gbps
  • 8:8Gbps
  • 16:16Gbps
  • 32:32Gbps
指定できる値はストレージシステムによって異なります。
  • VSP 5000シリーズ:0481632
    16(16Gbps)および32(32Gbps)はパラメーターtopologyPoint-to-Pointを指定した場合にだけ指定できます。
  • VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,およびVSP Fx00モデル:024816
    16(16Gbps)はパラメーターtopologyPoint-to-Pointを指定した場合にだけ指定できます。
  • Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VM:01248
  • Hitachi USP:0124
  • HUS100:0248
  • Hitachi AMS2000およびHitachi SMS:01248
    8GbpsはHitachi AMS2300/2500またはハードウェアレビジョンが0200のHitachi AMS2100の場合だけ指定できます。
  • Hitachi AMS:
    ファームウェアのバージョンが0720/x-S以前,0720/x-Xの場合:012
    ファームウェアのバージョンが0710/x-M以降,0723/x-S以降,0723/x-X以降,0730/x-H以降の場合:0124
  • Hitachi WMS:012
lunsec 任意 LUNセキュリティの新規設定を有効化(trueまたはfalse
portoption 任意
(HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ポートの新しいオプションリスト
セミコロンで区切って指定します。
すべてのストレージシステムで指定できる値は次のとおりです。
  • Reset ALL LIP Port Mode
  • Reset/LIP Mode (Process)
  • Reset/LIP Mode (Signal)
特定のストレージシステムで指定できる値は次のとおりです。
HUS100:
  • Autodiscover New HG Mode(ファームウェアのバージョンがx910/B以降の場合)
  • Command Queue Expansion Mode(ファームウェアのバージョンがx935/A以降の場合)
  • Command Unique Response Mode
  • Disable Selective Ack Mode
  • PLOGI Response Quick Mode(ファームウェアのバージョンがx935/A以降の場合)
  • PLOGI Timeout Prevention Mode
Hitachi AMS2000:
  • Command Unique Response Mode(ファームウェアのバージョンがx890/H-x以降の場合)
  • CPU Load Reduction for Cross-CTL I/O Mode(ファームウェアのバージョンがx888/Aとx890/Aを除く,x885/F-x以降で,Hitachi AMS2500の場合)
  • Disable Autodiscover New HG Mode(ファームウェアのバージョンがx8B5/A以降の場合)
  • PLOGI Response Quick Mode(ファームウェアのバージョンがx8B8/V以降の場合)
  • PLOGI Timeout Prevention Mode(ファームウェアのバージョンがx893/E以降の場合)
Hitachi SMS:
  • Disable Autodiscover New HG Mode(ファームウェアのバージョンがx8B5/A以降の場合)
  • PLOGI Timeout Prevention Mode(ファームウェアのバージョンがx893/E以降の場合)
ipaddress※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ポートのIPアドレス(IPv4)
subnetmask※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ポートのサブネットマスク(IPv4)
gateway※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ポートのゲートウェイのIPアドレス(IPv4)
ipv6settingmode※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100)
ポートのIPv6のIPアドレスを有効にするかどうかを指定します。
  • disable:無効
  • enable:有効
linklocalsettingmode※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100)
リンクローカルアドレスの設定方法
ipv6settingmodeenableの場合にだけ設定を変更できます。
  • auto:自動で設定する
  • manual:手動で設定する
linklocaladdress※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100)
リンクローカルアドレス
ipv6settingmodeenable,かつlinklocalsettingmodemanualの場合にだけ設定を変更できます。
指定できるIPv6のアドレスは,fe80:0000:0000:0000:0000:0000:0000:0000fe80:0000:0000:0000:ffff:ffff:ffff:ffffです。
設定を無効にする場合は,fe80:0000:0000:0000:0000:0000:0000:0000を指定します。
globalsettingmode※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100)
グローバルアドレスの設定方法
ipv6settingmodeenableの場合にだけ設定を変更できます。
  • auto:自動で設定する
  • manual:手動で設定する
globaladdress1※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100)
グローバルアドレス1
ipv6settingmodeenable,かつglobalsettingmodemanualの場合にだけ設定を変更できます。
設定を無効にする場合は,::を指定します。
globaladdress2※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100)
グローバルアドレス2
ipv6settingmodeenable,かつglobalsettingmodemanualの場合にだけ設定を変更できます。
設定を無効にする場合は,::を指定します。
gatewayforipv6※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100)
ポートのゲートウェイのIPアドレス(IPv6)
ipv6settingmodeenableの場合にだけ設定を変更できます。
netportnum※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ポート番号
keepalivetime※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
キープアライブタイム
指定できる値は30~64,800秒です。
mtu※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000)
MTU
指定できる値を次に示します。
VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,およびHUS100の場合:15004500,および9000
Hitachi AMS2000の場合:
  • 10Gbps iSCSIインタフェースボードのとき:15004500,および9000
  • 1Gbps iSCSIインタフェースボードのとき:1500
vlansettingmode※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100)
VLANを有効にするかどうかを指定します。
  • disable:無効
  • enable:有効
enableに変更する場合は,パラメーターvlanidを同時に指定する必要があります。
vlanid※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100)
VLANのID
vlansettingmodeenableの場合にだけ設定を変更できます。
domain 任意 ホストストレージドメインのドメインID
ホストストレージドメインの属性である,nicknamenewdomainnicknamehostmodehostmode2hostmodeoptionwwnwwnnicknamenewwwnnicknameplatformmiddlewarealternatepathfailoveradditionalparameter,またはaluapathpriorityを指定する場合は,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。また,このパラメーターを指定する場合はホストストレージドメインの属性を少なくとも1つは指定する必要があります。このパラメーターは10進数または16進数で指定できます。16進数で指定する場合は,プレフィックスとして0xを付けてください。
実行結果は10進数で出力されます。
nickname 任意 ホストストレージドメインのニックネーム
このパラメーターはdomainを指定するかどうかによって指定する値が異なります。

domainを指定する場合:
ホストストレージドメインの新しいニックネームを指定します。

domainを指定しない場合:
操作するホストストレージドメインのニックネームを指定します。
使用できる文字および文字数については,「4.1.4 AddHostStorageDomain」のnicknameパラメーターの説明を参照してください。
newdomainnickname 任意 ホストストレージドメインの新しいニックネーム
ストレージシステムに作成されるホストグループまたはiSCSIターゲットに設定する名前を指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。
Device Managerにホストを登録する方法としてHostScanコマンドを使用する場合,パラメーターnewdomainnicknameには,このホストストレージドメインを利用するホストのホスト名を指定してください。HostScanコマンドについては,「4.4.10 HostScan」を参照してください。
hostmode※3 任意 ポートのホストモード
指定できる値については,「表4-5 パラメーターhostmodeに指定できる値」を参照してください。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。
このパラメーターを省略した場合,簡易設定用パラメーター(platformmiddlewarealternatepathfailover,またはadditionalparameter)を指定しているときには,簡易設定用パラメーターに指定された値の組み合わせから推奨されるホストモードが設定されます。
hostmode2※3 任意
(HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ポートのホスト接続モード2のリスト
複数指定する場合は,セミコロンで区切って指定します。
表4-6 パラメーターhostmode2に指定できる値」に一覧されている文字列のどれかを設定できます。
すでに設定されている値を削除する場合,値を指定しないでパラメーターを指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。
このパラメーターを省略した場合,簡易設定用パラメーター(platformmiddlewarealternatepathfailover,またはadditionalparameter)を指定しているときには,簡易設定用パラメーターに指定された値の組み合わせから推奨されるホスト接続モード2が設定されます。
hostmodeoption 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
Virtual Storage Platform
Universal Storage Platform V/VM
Hitachi USP
HUS VM)
ホストモードオプションのリスト
複数指定する場合は,セミコロンで区切って指定します。
指定できる値については,「表4-7 パラメーターhostmodeoptionに指定できる値」を参照してください。
このパラメーターを指定した場合,すでに設定されている値は削除され,新しく指定した値が設定されます。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。
すでに「88」が設定されている場合,次の条件にすべて該当するときには値を変更できません。
  • ホストストレージドメイン(portportname domaindomainnickname)にパスが設定されている
  • パスを構成するホストストレージドメインとデバイス番号(devnum)が,異なる仮想ストレージマシンに属している
wwn※1 任意 ホストストレージドメインにセキュリティを設定するWWN
複数指定する場合はコンマで区切ります。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。
このパラメーターを指定する場合,wwnnicknameまたはnewwwnnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。また,パラメーターに指定する値の数は同じでなければなりません。
wwnnickname※1 任意 WWNのニックネーム
複数指定する場合はコンマで区切ります。
このパラメーターはwwnを指定するかどうかによって指定する値が異なります。

wwnを指定する場合:
WWNの新しいニックネームを指定します。

wwnを指定しない場合:
ホストストレージドメインにセキュリティを設定するWWNのニックネームを指定します。
パラメーターwwnを指定し,パラメーターwwnnicknameを指定しなかった場合は,WWNのニックネームは変更されません。
対応するパラメーターwwnとパラメーターwwnnicknameを同じ順序で指定する必要があります。
使用できる文字および文字数については,「4.3.3 AddWWNForHostStorageDomain」のwwnnicknameパラメーターの説明を参照してください。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。
このパラメーターを指定する場合,wwnまたはnewwwnnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。また,パラメーターに指定する値の数は同じでなければなりません。
newwwnnickname※1 任意 WWNの新しいニックネーム
このパラメーターを指定する場合,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。
このパラメーターを指定する場合,wwnまたはwwnnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。また,パラメーターに指定する値の数は同じでなければなりません。
domainiscsiname※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ホストストレージドメイン(iSCSIターゲット)のiSCSIネーム
iSCSIネームは,iqn形式またはeui形式で指定してください。
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 - . :
iSCSIネームの大文字と小文字は区別されません。ただし,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,およびVSP Fx00モデルの場合,iqn形式のiSCSIネームは小文字で指定してください。
指定できる文字数は1~223バイトです。
iscsiname※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ホストストレージドメインにセキュリティを設定するホスト(iSCSIイニシエーター)のiSCSIネーム
iSCSIネームは,iqn形式またはeui形式で指定してください。
複数指定する場合は,コンマで区切って指定します。
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 - . :
iSCSIネームの大文字と小文字は区別されません。
指定できる文字数は1~223バイトです。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターnewiscsinicknameも必ず指定します。また,パラメーターに指定する値の数は同じでなければなりません。
パラメーターiscsinameおよびiscsinicknameを同時に指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
iscsinickname※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ホスト(iSCSIイニシエーター)のiSCSIネームのニックネーム
複数指定する場合は,コンマで区切って指定します。また,パラメーターiscsinameおよびnewiscsinicknameに指定する数は同じでなければなりません。
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 ! # $ % & ' ( )
+ - . = @ [ ] ^ _ { } ~ スペース
最初または最後の文字にスペースを使用できません。
指定できる文字数は1~32バイトです。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターnewiscsinicknameも必ず指定します。また,パラメーターに指定する値の数は同じでなければなりません。
パラメーターiscsinameおよびiscsinicknameを同時に指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
newiscsinickname※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ホスト(iSCSIイニシエーター)のiSCSIネームの新しいニックネーム
複数指定する場合は,コンマで区切って指定します。
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 ! # $ % & ' ( )
+ - . = @ [ ] ^ _ { } ~ スペース
最初または最後の文字にスペースを使用できません。
指定できる文字数は1~32バイトです。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターiscsinameまたはiscsinicknameのどちらか一方を必ず指定してください。また,パラメーターに指定する値の数は同じでなければなりません。
platform※3 任意
(HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)
ホストモードおよびホスト接続モード2の簡易設定オプション(プラットフォーム)
簡易設定用パラメーターに指定されたオプション値の組み合わせから,推奨されるホストモード(hostmode)およびホスト接続モード2(hostmode2)が設定されます。
このパラメーターに指定できるオプション値については,GUIを参照してください。
パラメーターhostmodeまたはhostmode2と同時に指定した場合,hostmodeまたはhostmode2で指定した値が設定されます。
すでに設定されている値を削除する場合,値を指定しないでパラメーターを指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。
middleware※3 任意
(HUS100
Hitachi AMS2000
Hitachi SMS)
ホストモードおよびホスト接続モード2の簡易設定オプション(ミドルウェア)
簡易設定用パラメーターに指定されたオプション値の組み合わせから,推奨されるホストモード(hostmode)およびホスト接続モード2(hostmode2)が設定されます。
このパラメーターに指定できるオプション値については,GUIを参照してください。
パラメーターhostmodeまたはhostmode2と同時に指定した場合,hostmodeまたはhostmode2で指定した値が設定されます。
すでに設定されている値を削除する場合,値を指定しないでパラメーターを指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。
alternatepath※3 任意
(Hitachi AMS/WMS)
ホストモードおよびホスト接続モード2の簡易設定オプション(交替パス)
簡易設定用パラメーターに指定されたオプション値の組み合わせから,推奨されるホストモード(hostmode)およびホスト接続モード2(hostmode2)が設定されます。
このパラメーターに指定できるオプション値については,GUIを参照してください。
パラメーターhostmodeまたはhostmode2と同時に指定した場合,hostmodeまたはhostmode2で指定した値が設定されます。
すでに設定されている値を削除する場合,値を指定しないでパラメーターを指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。
failover※3 任意
(Hitachi AMS/WMS)
ホストモードおよびホスト接続モード2の簡易設定オプション(フェイルオーバー)
簡易設定用パラメーターに指定されたオプション値の組み合わせから,推奨されるホストモード(hostmode)およびホスト接続モード2(hostmode2)が設定されます。
このパラメーターに指定できるオプション値については,GUIを参照してください。
パラメーターhostmodeまたはhostmode2と同時に指定した場合,hostmodeまたはhostmode2で指定した値が設定されます。
すでに設定されている値を削除する場合,値を指定しないでパラメーターを指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。
additionalparameter※3 任意
(Hitachi AMS/WMS)
ホストモードおよびホスト接続モード2の簡易設定オプション(追加パラメーター)
簡易設定用パラメーターに指定されたオプション値の組み合わせから,推奨されるホストモード(hostmode)およびホスト接続モード2(hostmode2)が設定されます。
このパラメーターに指定できるオプション値(数字)については,GUIを参照してください。
パラメーターhostmodeまたはhostmode2と同時に指定した場合,hostmodeまたはhostmode2で指定した値が設定されます。
複数指定する場合は,セミコロンで区切って指定します。
すでに設定されている値を削除する場合,値を指定しないでパラメーターを指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。
windowscale※1 任意
(HUS100)
Window Scaleを有効にするかどうかを指定します。大文字と小文字は区別されません。このパラメーターを指定するために必要なファームウェアのバージョンはx955/A以降です。
  • disable:無効
  • enable:有効
selectiveack※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
Selective ACKモードを有効にするかどうかを指定します。
  • disable:無効
  • enable:有効
delayedack※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000)
Delayed ACKモードを有効にするかどうかを指定します。
  • disable:無効
  • enable:有効
HUS100およびHitachi AMS2000の場合,このパラメーターを指定するには次の条件を満たす必要があります。
  • HUS100:ファームウェアのバージョンがx981/A以降
  • Hitachi AMS2000:ファームウェアのバージョンがx8D2/A以降,かつポートの伝送速度が10Gbps
    ポートの伝送速度は,Storage Navigator Modular 2で確認してください。
windowsize※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
Window Scale Optionの最大値を指定します。
  • 64KB
  • 128KB
  • 256KB
  • 512KB
  • 1024KB
aluapathpriority※1 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
ALUAのパスの優先度
クロスパス構成のglobal-active deviceで使用する非対称論理ユニットアクセスのパスの優先度を指定します。
  • NonOptimized:優先しない
  • Optimized:優先する
パスが設定されていないホストストレージドメインには,優先度を指定できません。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターdomainまたはnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。
このパラメーターは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000(マイクロコードのバージョンが80-03-3X-XX/XX以降),VSP G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-03-0X-XX/XX以降),およびVSP Fx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-04-02-XX/XX以降)の場合だけ指定できます。

注※1
パラメーターtopologyfibreaddrwwnwwnnicknamenewwwnnickname,およびaluapathpriorityは,ホストグループのパラメーターです。また,パラメーターipaddresssubnetmaskgatewayipv6settingmodelinklocalsettingmodelinklocaladdressglobalsettingmodeglobaladdress1globaladdress2gatewayforipv6netportnumkeepalivetimemtuvlansettingmodevlaniddomainiscsinameiscsinameiscsinicknamenewiscsinicknamewindowscaleselectiveackdelayedack,およびwindowsizeは,iSCSIターゲットのパラメーターです。ホストグループのパラメーターおよびiSCSIターゲットのパラメーターを同時に指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。

注※2
パラメーターtopologyおよびchannelspeedは,FCoE接続の場合には指定できません。

注※3
パラメーターhostmodehostmode2と簡易設定用パラメーター(platformmiddlewarealternatepathfailover,およびadditionalparameter)の関係については,「4.1.4 AddHostStorageDomain」を参照してください。
ModifyPortコマンドの場合,既存の設定値との関係にも注意が必要です。すでにホストモードやホスト接続モード2が設定されている場合のパラメーター指定値と設定値の関係を次の図に示します。

図4-5 パラメーター指定値と設定値の関係(ModifyPortコマンド)

[図]

事前に取得するパラメーター値

serialnumおよびmodel
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。

port
GetStorageArray (subtarget=Port)コマンドの実行から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはPortを指定してください。実行結果では,An instance of Portの下にportID値が表示されます。このportID値をパラメーターportの値として指定してください。

portname
GetStorageArray (subtarget=Port)コマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,displayNameAn instance of Portの下に表示されます。この値をportnameとして指定してください。

domain
GetStorageArray (subtarget=HostStorageDomain)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときにはパラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはHostStorageDomainを指定してください。実行結果では,An instance of HostStorageDomainの下にdomainID値が表示されます。このdomainID値をパラメーターdomainの値として指定してください。

nickname
GetStorageArray (subtarget=Port)コマンドの実行結果から取得してください。GetStorageArrayコマンドを実行する時には,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetPort,パラメーターportsubinfoHostStorageDomainを指定してください。次にAn instance of HostStorageDomainとして実行結果に表示されているnicknameの値を指定してください。

wwnnickname
GetStorageArray (subtarget=HostStorageDomain, hsdsubinfo=WWN)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetHostStorageDomain,パラメーターhsdsubinfoWWNを指定してください。実行結果では,nicknameAn instance of WWNの下に表示されます。この値をパラメーターwwnnicknameとして指定してください。このホストストレージドメインのWWNは,List of (nn) WWN elementsに表示されます。ここで,nnはWWNの数を示します。このリストから対象となるWWNを選択し,これをパラメーターwwnnicknameとして指定してください。

コマンド実行例1

この例では,ストレージシステム(シリアル番号:10182,モデル:VSP G1000)のポート(ポート番号:147)の設定を,ModifyPortコマンドで次のように変更します。

HiCommandCLI ModifyPort -o "D:\logs\ModifyPort.log" 
"serialnum=10182" "model=VSP G1000" "port=147" "domain=1" 
"hostmode=Windows" "topology=Fabric(off), FC-AL" "fibreaddr=73" 
"channelspeed=2" "wwn=22.33.44.55.44.55.44.33,
11.33.22.33.44.33.22.22,55.66.77.88.44.33.22.22" 
"wwnnickname=Jane,Jone,Jon"

コマンド実行結果1

RESPONSE:
An instance of StorageArray
  .
  . (Attributes of StorageArray are omitted here)
  .
  List of 1 Port elements:
    An instance of Port
      objectID=PORT.R800.10182.147
      portID=147
      portType=Fibre
      fibreAddress=73
      topology=Fabric(off), FC-AL
      displayName=CL8-C
      lunSecurityEnabled=true
      controllerID=9
      worldWidePortName=50.06.0E.80.07.27.C6.72
      channelSpeed=2
      portRole=Target
      slprNumber=-1
      portNumber=-1
      keepAliveTime=-1
      resourcePartitionUnitID=0
      List of 1 HostStorageDomain elements:
        An instance of HostStorageDomain
          objectID=HSDOMAIN.R800.10182.147.1
          portID=147
          portName=CL8-C
          domainID=1
          hostMode=Windows
          hostModeOption=
          displayName=CL8-C-1
          domainType=0
          nickname=bs2r36_npiv026
          resourcePartitionUnitID=0
          aluaPathPriority=Optimized
          List of 3 WWN elements:
            An instance of WWN
              WWN=11.33.22.33.44.33.22.22
              nickname=Jone
            An instance of WWN
              WWN=22.33.44.55.44.55.44.33
              nickname=Jane
            An instance of WWN
              WWN=55.66.77.88.44.33.22.22
              nickname=Jon

コマンド実行例2

この例では,ストレージシステム(シリアル番号:10057,モデル:VSP G1000)のポート(ポート番号:156)の設定を,ModifyPortコマンドで次のように変更します。

HiCommandCLI ModifyPort -o "D:\logs\ModifyPort.log" 
"serialnum=10057" "model=VSP G1000" "port=156" 
"ipv6settingmode=enable" "linklocalsettingmode=manual" 
"linklocaladdress=fe80:0000:0000:0000:0200:87ff:fe53:4986" 
"globalsettingmode=manual" 
"globaladdress1=fec0:0:0:1111:2222:3333:4444:5555" 
"globaladdress2=fec0:0:0:1111:2222:3333:4444:5556"
"mtu=4500" "selectiveack=enable" "delayedack=enable"

コマンド実行結果2

RESPONSE:
An instance of StorageArray
  .
  . (Attributes of StorageArray are omitted here)
  .
  List of 1 Port elements:
    An instance of Port
      objectID=PORT.R800.10057.156
      portID=156
      portType=ISCSI
      topology=Undefined
      displayName=CL2-H
      lunSecurityEnabled=true
      controllerID=11
      channelSpeed=10
      portRole=Target
      slprNumber=-1
      ipAddress=192.168.0.157
      subnetMask=255.255.255.0
      gateway=0.0.0.0
      ipv6SettingMode=enable
      linklocalSettingMode=manual
      linklocalAddress=fe80:0:0:0:200:87ff:fe53:4986
      linklocalAddressStatus=1
      globalSettingMode=manual
      globalAddress1=fec0:0:0:1111:2222:3333:4444:5555
      globalAddress1Status=1
      globalAddress2=fec0:0:0:1111:2222:3333:4444:5556
      globalAddress2Status=1
      subnetPrefixLength=0
      gatewayForIPv6=0:0:0:0:0:0:0:0
      currentGatewayAddress=0:0:0:0:0:0:0:0
      gatewayAddressStatus=1
      portNumber=3260
      keepAliveTime=60
      mtu=4500
      vlanSettingMode=disable
      vlanID=-1
      resourcePartitionUnitID=0
      selectiveACK=enable
      delayedACK=enable
      windowSize=128KB
      iSCSIInitiatorName=iqn.1994-04.jp.co.hitachi:rsd.r80.i.310057.2h

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