Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

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4.1.62 GetStorageArray (subtarget=PResourcePartitionUnit)

GetStorageArray (subtarget=PResourcePartitionUnit)コマンドは,物理リソースグループに関する情報を取得します。

重要
このコマンドはVSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,およびVSP Fx00モデルの場合だけ情報を取得できます。

パラメーター

表4-65 GetStorageArray (subtarget=PResourcePartitionUnit)コマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
subtarget 必須 PResourcePartitionUnitを指定します。
serialnum 任意 ストレージシステムのシリアル番号
省略した場合,すべてのストレージシステムが対象となります。
model 任意 ストレージシステムのモデル
省略した場合,すべてのストレージシステムが対象となります。
rpuid 任意 情報を取得する物理リソースグループのリソースグループIDを指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターserialnumおよびmodelも必ず指定します。
rpuname 任意 情報を取得する物理リソースグループの名前を指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターserialnumおよびmodelも必ず指定します。
prpusubinfo 任意 物理リソースグループおよび仮想リソースグループに関する情報
指定できる値はPArrayGroupPHostStorageDomainPLDEVPPort,およびVResourcePartitionUnitです。複数の値を指定する場合はコンマで区切ります。
pldevsubinfo 任意 物理リソースグループに属する仮想LDEVに関する情報
指定できる値はVLDEVです。このパラメーターを指定する場合は,パラメーターprpusubinfoPLDEVを同時に指定する必要があります。
pldevfilter 任意 物理リソースグループに属するLDEVを選択するためのフィルター
指定できる値はASSIGNED(実体あり)またはUNASSIGNED(実体なし)です。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターprpusubinfoPLDEVを同時に指定する必要があります。
省略した場合,すべてのLDEVが対象となります。
phsdfilter 任意 物理リソースグループに属するホストストレージドメインを選択するためのフィルター
指定できる値はASSIGNED(実体あり)またはUNASSIGNED(実体なし)です。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターprpusubinfoPHostStorageDomainを同時に指定する必要があります。
省略した場合,すべてのホストストレージドメインが対象となります。
startPagElementNumFilter 任意 情報の取得を開始する物理リソースグループに属するパリティグループの並び番号
特定のストレージシステムでの一部のパリティグループに関する情報を取得する場合に指定します。
パリティグループの情報を次の順序で並べ,0から始まる並び番号を付けたとき,取得するパリティグループの並びの中で最初の番号を指定します。
パリティグループの並び替え順序:
  1. シャーシ番号の昇順
  2. パリティグループ番号の昇順
このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelserialnumrpuid,およびnumOfPagElementsFilterも必ず指定します。
numOfPagElementsFilter 任意 情報の取得を開始する物理リソースグループに属するパリティグループの個数
特定のストレージシステムでの一部のパリティグループに関する情報を取得する場合に指定します。情報を取得するパリティグループの個数を指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelserialnumrpuid,およびstartPagElementNumFilterも必ず指定します。パラメーターprpusubinfoにはPArrayGroupを指定します。
指定値の推奨の最大値は4096です。startPagElementNumFilternumOfPagElementsFilterの合計値が,1~2,147,483,647となる範囲で指定します。
startPhsdElementNumFilter 任意 情報の取得を開始する物理リソースグループに属するホストストレージドメインの並び番号
特定のストレージシステムでの一部のホストストレージドメインに関する情報を取得する場合に指定します。
ホストストレージドメインの情報を次の順序で並べ,0から始まる並び番号を付けたとき,取得するホストストレージドメインの並びの中で最初の番号を指定します。
ホストストレージドメインの並び替え順序:
  1. ポートIDの昇順
  2. ドメインIDの昇順
このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelserialnumrpuid,およびnumOfPhsdElementsFilterも必ず指定します。
numOfPhsdElementsFilter 任意 情報の取得を開始する物理リソースグループに属するホストストレージドメインの個数
特定のストレージシステムでの一部のホストストレージドメインに関する情報を取得する場合に指定します。情報を取得するホストストレージドメインの個数を指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelserialnumrpuid,およびstartPhsdElementNumFilterも必ず指定します。パラメーターprpusubinfoにはPHostStorageDomainを指定します。
指定値の推奨の最大値は4096です。startPhsdElementNumFilternumOfPhsdElementsFilterの合計値が,1~2,147,483,647となる範囲で指定します。
startPldevElementNumFilter 任意 情報の取得を開始する物理リソースグループに属するLDEVの並び番号
特定のストレージシステムでの一部のLDEVに関する情報を取得する場合に指定します。
LDEVの情報をデバイス番号の昇順で並べ,0から始まる並び番号を付けたとき,情報を取得する最初のLDEVの並び番号を指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelserialnumrpuid,およびnumOfPldevElementsFilterも必ず指定します。
numOfPldevElementsFilter 任意 情報の取得を開始する物理リソースグループに属するLDEVの個数
特定のストレージシステムでの一部のLDEVに関する情報を取得する場合に指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelserialnumrpuid,およびstartPldevElementNumFilterも必ず指定します。パラメーターprpusubinfoにはPLDEVを指定します。
指定値の推奨の最大値は4096です。startPldevElementNumFilternumOfPldevElementsFilterの合計値が,1~2,147,483,647となる範囲で指定します。

事前に取得するパラメーター値

serialnumおよびmodel
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。

rpuid
GetStorageArray (subtarget=PResourcePartitionUnit)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはPResourcePartitionUnitを指定してください。実行結果では,An instance of PResourcePartitionUnitの下に必要なresourcePartitionUnitID値が表示されます。このresourcePartitionUnitID値をパラメーターrpuidの値として指定してください。

rpuname
GetStorageArray (subtarget=PResourcePartitionUnit)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはPResourcePartitionUnitを指定してください。実行結果では,An instance of PResourcePartitionUnitの下に必要なname値が表示されます。このname値をパラメーターrpunameの値として指定してください。

コマンド実行例

この例では,ストレージシステム(モデル:VSP G1000,シリアル番号:10139)の,特定の物理リソースグループ(リソースグループID:1)に関する情報を,GetStorageArray (subtarget=PResourcePartitionUnit)コマンドで取得します。

HiCommandCLI GetStorageArray -o "D:\logs\GetStorageArray_PResourcePartitionUnit.log" "subtarget=PResourcePartitionUnit" "rpuid=1" "model=VSP G1000" "serialnum=10139" "prpusubinfo=PLDEV" "pldevsubinfo=VLDEV"

コマンド実行結果

RESPONSE:
An instance of StorageArray
  .
  . (Attributes of StorageArray are omitted here)
  .
  List of 1 PResourcePartitionUnit elements:
    An instance of PResourcePartitionUnit
      objectID=PRPU.R800.10139.1
      name=RG1
      resourcePartitionUnitID=1
      numberOfPArrayGroups=0
      numberOfPPorts=0
      numberOfPHostStorageDomains=0
      numberOfPLDEVs=1
      List of 1 PLDEV elements:
        An instance of PLDEV
          objectID=PLDEV.R800.10139.1.747
          devNum=747
          hasSubstance=0
          List of 1 VLDEV elements:
            An instance of VLDEV
              objectID=VLDEV.R800.10139.1.747
              resourcePartitionUnitID=1
              devNum=747
              vArrayType=R700
              vArrayFamily=R700
              vSerialNumber=53038
              vDevNum=0
              vEmulation=OPEN-V
              vSSID=4
              vLUSE=0
              vCVS=1
              operationMode=0
              hasSubstance=0

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