Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

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4.1.19 AddVResourcePartitionUnit

AddVResourcePartitionUnitコマンドは，仮想リソースグループを作成します。仮想リソースグループを作成すると，それに対応する物理リソースグループも作成されます。

重要
  • このコマンドはVSP 5000シリーズ，VSP G1000，G1500，VSP F1500，VSP Gx00モデル，およびVSP Fx00モデルでだけ使用できます。
  • 作成する仮想リソースグループが属する仮想ストレージマシンがない場合，仮想ストレージマシンも同時に作成されます。
  • 複数の仮想リソースグループを作成する場合は，バッチ機能を使用してください。バッチ機能については「6. バッチ機能」を参照してください。

書式

HiCommandCLI [URL] AddVResourcePartitionUnit [オプション] 
model=モデル serialnum=シリアル番号 
vrpuname=仮想リソースグループ名 
[vmodel=仮想ストレージマシンのモデル|vfamily=仮想ストレージマシンのファミリー]  
[vserialnum=仮想ストレージマシンのシリアル番号]

パラメーター

表4-22 AddVResourcePartitionUnitコマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
serialnum 必須 ストレージシステムのシリアル番号
model 必須 ストレージシステムのモデル
vrpuname 必須 作成する仮想リソースグループ名
使用できる文字は次のとおりです。
A～Z a～z 0～9 ! # $ % & ' ( )
+ - . = @ [ ] ^ _ ` { } ~ スペース
最初または最後の文字にスペースを使用できません。
仮想リソースグループ名に「meta_resource」は指定できません。
GUI で使用する仮想リソースグループ名「XXX-仮想ストレージマシンのシリアル番号-Pool」の形式は指定できません。
vmodel※1 任意 仮想ストレージマシンのモデル
このパラメーターを指定する場合，vserialnumも必ず指定します。パラメーターvfamilyと同時に指定しないでください。
VSP Gx00モデルの場合，マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。
vfamily※1，※2 任意
（VSP G1000）
 仮想ストレージマシンのファミリー
このパラメーターを指定する場合，vserialnumも必ず指定します。パラメーターvmodelと同時に指定しないでください。
vserialnum※1 任意 仮想ストレージマシンのシリアル番号
このパラメーターを指定する場合，vmodelまたはvfamilyも必ず指定します。
VSP Gx00モデルの場合，マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。

注※1
これらのパラメーターを省略した場合，デフォルトの仮想ストレージマシンに仮想リソースグループが作成されます。

注※2
旧バージョンとの互換性を維持するためのパラメーターです。新規に仮想リソースグループを作成する場合は，パラメーターvmodelを使用してください。

事前に取得するパラメーター値

serialnumおよびmodel
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。

vmodel，vfamily，およびvserialnum
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターvmodelに，arrayFamily値をパラメーターvfamilyに指定してください。serialNumber値をパラメーターvserialnumに指定してください。

コマンド実行例

この例では，ストレージシステム（モデル：VSP G1000，シリアル番号：10139）に，仮想リソースグループ（仮想リソースグループ名：vrsg1）を作成します。仮想リソースグループが属する仮想ストレージマシンがない場合，仮想ストレージマシンも同時に作成されます。 

HiCommandCLI AddVResourcePartitionUnit -o "D:\logs\AddVResourcePartitionUnit.log" "model=VSP G1000" "serialnum=10139" "vmodel=VSP G1000" "vserialnum=10051" "vrpuname=vrsg1"

コマンド実行結果

RESPONSE:
An instance of StorageArray
  .
  . (Attributes of StorageArray are omitted here)
  .
  List of 1 PResourcePartitionUnit elements:
    An instance of PResourcePartitionUnit
      objectID=PRPU.R800.10139.49
      name=vrsg1
      resourcePartitionUnitID=49
      numberOfPArrayGroups=0
      numberOfPHostStorageDomains=0
      numberOfPLDEVs=0
      numberOfPPorts=0
  List of 1 VResourcePartitionUnit elements:
    An instance of VResourcePartitionUnit
      objectID=VRPU.R800.10139.49
      name=vrsg1
      resourcePartitionUnitID=49
      arrayType=R800
      serialNumber=10139
      vArrayType=R800
      vArrayFamily=R800
      vSerialNumber=10051
      virtualStorageMode=enable
      onDataMigration=false
      vDisplayArrayType=VSP G1000/G1500 and VSP F1500
      vDisplayArrayFamily=VSP G1000/G1500 and VSP F1500
      numberOfVPorts=0
      numberOfVHostStorageDomains=0
      numberOfVLDEVs=0

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