Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

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4.1.2 AddArrayReservation

AddArrayReservationコマンドは,対象のストレージシステムをロックします。

ストレージシステムの構成を変更する場合,ほかのユーザーの操作との競合を避けるために,このコマンドで対象のストレージシステムをロックします。

重要
  • このコマンドは,HUS100,Hitachi AMS2000/AMS/WMS,およびHitachi SMSでは使用できません。
  • このコマンドでロックしたストレージシステムは,GUIを使用して構成変更できません。
  • VSP 5000シリーズ,VSP Gx00モデルおよびVSP Fx00モデル以外のストレージシステムでは,ストレージシステムをロックしてから5分間,ストレージシステムを構成変更するコマンドやModifyArrayReservationコマンドを実行しない場合,ロックが解除されます。
  • VSP 5000シリーズ,VSP Gx00モデルおよびVSP Fx00モデルの場合,ストレージシステムのロック中に実施する操作の完了後に,DeleteArrayReservationコマンドを使用してロックを解除してください。

ロックしたユーザーが実行できるストレージシステムの構成変更に関するコマンドを次に示します。

パラメーター

表4-2 AddArrayReservationコマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
serialnum 必須 ストレージシステムのシリアル番号
model 必須 ストレージシステムのモデル

事前に取得するパラメーター値

serialnumおよびmodel
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。

コマンド実行例

HiCommandCLI AddArrayReservation -o "D:\logs\AddArrayReservation.log" 
"model=VSP G1000" "serialnum=10182"

コマンド実行結果

An instance of ArrayReservation
  objectID=ARRAYRESERVATION.R800.10182
  target=ARRAY.R800.10182
  serialNumber=10182
  arrayType=R800
  loginID=dmuser
  beginTime=1,039,003,476

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