Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

A.3 仮想IDが設定されたリソースを利用してホストにボリュームを割り当てる

仮想IDを用いたデータ移行に使用しているリソースグループに属するホストグループのホストにボリュームを割り当てます。仮想IDが設定されていないボリュームを割り当てることもできます。その場合は，新規に仮想IDが設定されます。仮想IDを用いたデータ移行に使用しているリソースグループは，Hitachi Command Suite（HCS）で設定するリソースグループではなく，移行の際にストレージシステムで設定されるリソースグループです。

割り当てるボリュームの条件

割り当てるボリュームは，次のどちらかの条件を満たしている必要があります。

ホストグループと同一のリソースグループに属していること
リソースグループは，仮想IDを用いたデータ移行に使用しているリソースグループである必要があります。

ストレージシステムのリソースグループIDが0であること（meta_resourceに属していること）
meta_resourceは，ストレージシステムで独自に管理されているリソースグループです。個別のリソースグループに追加されていないリソースが属しています。

事前に確認しておく情報

対象のホスト名

対象のボリューム（割り当てるボリュームを手動で選択する場合）

必要なボリュームの容量と数（条件を指定してボリュームを割り当てる場合）

仮想IDが設定されたリソースを利用してホストにボリュームを割り当てるには

［リソース］タブで［ホスト］を選択します。

ツリーを展開して，対象のOSを選択します。

ホスト一覧で，ボリュームを割り当てるホストを選択し，［ボリューム割り当て］ボタンをクリックします。

仮想IDを用いたデータ移行に使用しているリソースグループに属するボリュームを割り当てる場合は，仮想IDの情報を参照してボリュームを手動で選択し，［プラン確認］ボタンをクリックします。
meta_resourceに属するボリュームに新規に仮想IDを設定してホストに割り当てる場合は，ボリュームの条件を指定するか，ストレージシステムリソースグループIDが0（meta_resource）のボリュームを手動で選択し，［プラン確認］ボタンをクリックします。ストレージシステムリソースグループIDは，［列の表示・非表示］ボタンから表示できます。

表示されたプランを確認し，問題がなければ実行します。
実行したプランがタスクとして登録されます。

［タスク & アラート］タブで，タスクの実行結果を確認します。

割り当てたボリュームは，［リソース］タブからホストを選択して確認できるようになります。仮想IDが設定されていないボリュームには，新規に仮想IDが設定されます。ストレージシステムリソースグループIDが0のボリュームを割り当てた場合は，ホストグループと同一のリソースグループに登録されます。

参考

タスクは，スケジュールを設定して，あとで実行することもできます。

ボリュームの割り当てを解除するとき，仮想IDを同時に削除することもできます。

類似ボリューム割り当てでも，上記と同様に仮想IDが設定されていないボリュームを割り当てることができます。

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