Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

[目次][索引][前へ][次へ]


10.5.2 暗号化鍵のバックアップ

暗号化鍵のバックアップには,一次バックアップと二次バックアップがあります。

注意
一次バックアップでバックアップした暗号化鍵が使用できない場合,かつ,二次バックアップでバックアップした暗号化鍵も使用できない場合は,データの復号化ができません。

暗号化鍵を作成したらすぐに二次バックアップを実施してください。また,データの有用性を確実にするためにも,定期的に(例えば週に1回)バックアップしてください。次の操作を実施したときにもバックアップしてください。

二次バックアップには,管理クライアントマシン内にファイルとしてバックアップする方法と,鍵管理サーバに接続してバックアップする方法があります。暗号化鍵を管理クライアントマシン内にファイルとしてバックアップするときはパスワードを設定します。このパスワードは暗号化鍵をリストアするときに必要です。鍵管理サーバに接続してバックアップしている場合,鍵管理サーバがバックアップできる鍵の数には上限があります。このため,鍵管理サーバ上の暗号化鍵は定期的に削除してください。

注意
暗号化鍵のバックアップは重要です。鍵管理サーバにバックアップした暗号化鍵を削除するときには,ほかにバックアップされた暗号化鍵があることを確認するなど,十分な確認作業をしてから実行してください。

暗号化鍵のバックアップは,作成済みの暗号化鍵(DEK)および認証用鍵(CEK)に対して一括して実施されます。作成済みの暗号化鍵および認証用鍵がない状態では,暗号化鍵のバックアップはできません。また,暗号化鍵をバックアップするときは,タスクにほかの処理が登録されていないことを確認してください。タスクにほかの処理が登録されていると暗号化鍵のバックアップができません。

関連項目

[目次] [前へ] [次へ]


[マニュアル発行元]

All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.