Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

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10.5.1 暗号化鍵の管理とは

暗号化鍵を使用してデータを暗号化および復号化できます。データを暗号化すると,ストレージシステムまたはストレージシステム内のハードディスクを交換するとき,またはこれらが盗難に遭ったときに情報の漏えいを防げます。暗号化鍵の管理およびデータの暗号化には,Encryption License Keyプログラムプロダクトのライセンスキーおよび暗号化に対応したディスクアダプター(DKA)またはディスクボード(DKB)が必要です。

暗号化鍵(DEK)と未使用鍵は,初めて暗号化環境を設定したときに作成されます。その後,ユーザーが暗号化鍵を作成することもできます。再度暗号化環境を設定したときは,暗号化鍵と認証用鍵(CEK)の更新,および未使用鍵の作成は行われません。前回作成した暗号化鍵がそのまま使用されます。

暗号化鍵は次の操作および保守作業をしたときに使用されます。

各操作で使用される未使用鍵の数など,暗号化鍵の操作の詳細については,Encryption License Keyのマニュアルを参照してください。

参考
暗号化鍵を使用したデータの暗号化および解除は,Storage Navigatorのパリティグループ一覧画面から実施できます。パリティグループ一覧画面を表示するには,[リソース]タブで対象のストレージシステムの配下の[パリティグループ]を右クリックして[System GUI]を選択するか,アプリケーションエリアに表示される[System GUI]リンクをクリックします。データの暗号化操作については,Encryption License Keyのマニュアルを参照してください。

関連項目

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