Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
性能と構成比率のバランスが最適でないDPプールを見つけ,データ配置を最適化します。
この操作には,Tiered Storage Managerのライセンスの登録が必要です。
性能情報を確認するには,Tuning Managerのライセンスの登録も必要です。Tuning Managerと連携している場合,[性能分析]ボタンをクリックすると,履歴レポートを表示して性能情報を確認できます。履歴レポートのレポートウィンドウの設定を変更する方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager ユーザーズガイド」を参照してください。
- 対象のDPプールが属するストレージシステムがVSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VMまたはHUS VMであること(容量使用率 & 性能トレンドチャートを使用する場合)
- HDTプールのモニタリング(ハードウェア階層の稼働率,IOPS,または階層プロパティを参照する場合)(参考:5.7.2 HDTプールのモニタリングを手動で開始または停止する)
DPプールのデータ配置を最適化するには
- [モビリティ]タブのツリービューから[DPプール]を選択します。
- DPプールのランキングで,使用率,予約率またはハードウェア階層の稼働率が高いDPプールを確認します。
- 容量や性能が期待どおりでないDPプールがある場合は,ランキング中のDPプール名のリンクをクリックします。
- DPプールの使用状況を確認します。
DPプールの容量が適切かどうか確認する場合は,[操作]プルダウンメニューから[トレンドチャート表示]を選択して,DPプールごとの容量使用率とI/O 数を確認します。
HDTプールのハードウェア階層の構成が適切かどうか確認する場合は,[ハードウェア階層の容量使用状況と稼働率]のリンクまたは[操作]プルダウンメニューから[トレンドチャート表示]を選択して,ハードウェア階層ごとの容量情報と性能情報をあわせて確認します。平均I/O数ごとの度数分布を確認する場合は,[操作]プルダウンメニューから[階層プロパティ参照]を選択します。- 問題のあるDPボリュームを選択して,データ配置を最適化します。実施する操作に応じて,[データマイグレーション]ボタン,[階層ポリシー編集]ボタン,[DPボリューム拡張]ボタンなどをクリックします。
[モビリティ]タブから[DPプール]を選択して,DPプールのデータ配置が最適化されたことを確認できるようになります。
参考
- トレンドチャートの表示内容をレポートとして保存したい場合は,[CSVエクスポート]ボタンをクリックしてCSVファイルを出力します。
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