Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
移行先ストレージシステムに仮想化した移行元ボリュームのデータを,マイグレーションターゲットボリュームに移行します。
マイグレーションを実行するには
- [モビリティ]タブから[マイグレーションプロジェクト]を選択します。
- ツリーを展開して,対象のマイグレーションジョブを選択します。
- [データ移行フロー]タブを選択し,[Step4 無停止データマイグレーション]の[実行]ボタンをクリックします。
- [マイグレーションペア]一覧で,対象のボリュームのチェックボックスを選択し,[マイグレーションターゲットボリューム編集]ボタンをクリックします。
- マイグレーションターゲットボリューム編集ダイアログで,移行先ストレージシステムで使用するマイグレーションターゲットボリュームを,新規に作成するか,または既存ボリュームから選択します。
- 選択したら,[OK]ボタンをクリックして,元の画面に戻ります。マイグレーションターゲットボリュームに指定したリソースの容量の変化を確認します。
- 手順4から手順6を,表示されているすべてのマイグレーションペアに対して実行します。
- マイグレーションターゲットボリュームを作成するリソースグループを選択します。
- データ移行後にゼロページ破棄をする場合は,[マイグレーションオプション]の[ゼロページ破棄]のチェックボックスを選択します。
- タスク完了後に完了通知メールを送信する場合は,[マイグレーションオプション]の[完了通知を次のメールアドレスに送る]のチェックボックスを選択し,メールアドレスを入力します。
- 必要な項目を設定したら,[プラン確認]ボタンをクリックします。
指定した条件に合致するプランが表示されます。- マイグレーションに掛かる見積もり時間を確認し,問題がなければ実行します。
実行したプランがタスクとして登録されます。
重要
- 完了通知メールを送信するには,あらかじめTiered Storage Managerに関するイベントの実行結果がメール通知されるよう設定しておく必要があります。設定方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。
参考
- 表示される見積もり時間は,次の処理の実行に掛かる時間の合計です。実際の所要時間と大きく異なることがあります。
・ボリュームのフォーマット(パリティグループからボリュームを新規作成する場合)
・データマイグレーション
・ゼロページ破棄(オプションを選択した場合)- [タスク詳細]画面で,リアルタイムに残り時間の目安を確認できます。
- タスクの状態が実行中のまま,各ボリュームのマイグレーション状態が99%から進まない場合,Storage Navigatorのローカルレプリカオプション編集ダイアログで[Nondisruptive Migration Data Consistency]オプションが有効になっていないか確認してください。有効になっているとき,マイグレーションを続けるには,オプションを無効にしてください。
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