Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

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9.4.3 マイグレーションの進捗監視

マイグレーションの進捗を,次の2つの観点で監視します。

それぞれの監視方法について下記に説明します。

マイグレーションプロジェクトの進捗監視

マイグレーションジョブを作成すると,[マイグレーションプロジェクトの要約]画面で,マイグレーションプロジェクトの進捗が表示されるようになります。各マイグレーションプロジェクトの進捗を確認するには,[モビリティ]タブで[マイグレーションプロジェクト]を選択し,ツリーを展開して対象のマイグレーションプロジェクトに登録されている移行元ストレージシステムを選択します。移行先ストレージシステム内のすべてのマイグレーションプロジェクトの進捗を確認するには,[モビリティ]タブで[マイグレーションプロジェクト]を選択し,ツリーを展開して対象の移行先ストレージシステムを選択します。

マイグレーションプロジェクトの要約]画面では,移行元ストレージシステムと移行先ストレージシステムそれぞれについて,ボリュームの状態ごとに分類した合計容量が円グラフ上の領域として表示されます。グラフ上にカーソルを合わせると,合わせた領域に該当する状態名とその容量を表示します。また,マイグレーションプロジェクト内の「タスク投入待ち」および「失敗」状態のジョブの合計数も表示されます。表示される値は,マイグレーションの進行に合わせてリアルタイムで更新されます。

表示される容量の分類は以下のとおりです。

マイグレーションジョブの進捗監視

マイグレーションジョブの一覧には,データ移行フローの各ステップの実行状況が表示されます。コピーペア構成を移行する場合は,マイグレーションジョブで作成するコピーペアの状態も表示されます。

ここでは,マイグレーションジョブに含まれるボリュームやコピーペアの状態が,最も深刻な(優先度の高い)状態に集約して表示されます。集約された状態を確認することで,優先的に対処が必要な個所を把握できます。個々のボリュームやコピーペアの状態については,対象のマイグレーションジョブ名をクリックして表示される画面で確認できます。

コピーペア構成移行フローのステップの実行結果については,タスクの一覧から確認してください。

関連項目

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