Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
移行元ストレージシステムと移行先ストレージシステムを対としたマイグレーションプロジェクトを,ウィザードに従って作成します。マイグレーション計画に基づき,マイグレーションの実行フェーズで必要となる各種設定を登録します。
- 移行元ストレージシステムと移行先ストレージシステムのリソースグループのマッピング
- 移行元ストレージシステムと移行先ストレージシステムのホストI/Oポートのマッピング
- 移行先ストレージシステムに作成する外部接続用のパス設定
- 移行元ストレージシステムおよび移行先のストレージシステムの登録
- 移行先ストレージステムの外部接続用ポートの設定
マイグレーションプロジェクトを作成するには
- [モビリティ]タブから[マイグレーションプロジェクト]を選択します。
- ツリービューまたは移行先ストレージシステム一覧から,対象の移行先ストレージシステムを選択します。
- [マイグレーションプロジェクト作成]ボタンをクリックします。
- [1. イントロダクション]を確認して[次へ]ボタンをクリックします。
- [2. 仮想ストレージマシン作成]で,移行元ストレージシステムを選択します。
選択した移行元ストレージシステムと同じ設定の仮想ストレージマシンが,移行先ストレージシステム上に作成されます。必要に応じて仮想ストレージマシン名を編集し,[次へ]ボタンをクリックします。
移行元ストレージシステムのコピーペア構成を移行するオプションを選択した場合は,表示される構成定義ファイルの一覧で,定義されているコピーペア定義が移行できる状態かどうかを確認します。また,移行元ストレージシステムに関連するすべての構成定義ファイルは退避されます。
- 重要
- マイグレーションプロジェクト作成時に,[コピーペア構成移行可否]欄が[Yes]の構成定義ファイルだけが,マイグレーション実行フェーズでの操作の対象となります。必要な構成定義ファイルの[コピーペア構成移行可否]欄が[No]の場合は,表示されるメッセージを確認し,マニュアル「Hitachi Command Suite メッセージ」に記載された対処に従ってから,マイグレーションプロジェクトを作成し直してください。
- 移行元ストレージシステムに関連する構成定義ファイルは,コピーペア構成移行の可否に関係なくすべて退避されます。構成定義ファイルが退避される場所を次に示します。
Windowsの場合
<Device Managerエージェントのインストールフォルダ>\agent\config\migration\backup
UNIXの場合
<Device Managerエージェントのインストールディレクトリ>/agent/config/migration/backup- [3. リソースグループマッピング]で,移行先ストレージシステムの仮想ストレージマシン上に作成されるリソースグループの設定を確認します。
移行元ストレージシステム上のリソースグループと同じ設定のリソースグループが,移行先ストレージシステム上の仮想ストレージマシンに作成されます。リソースグループに割り当てられているユーザーグループとロールの情報も同時に引き継がれます。移行元ストレージシステム上にリソースグループが作成されていない場合は,移行先の仮想ストレージマシン上のリソースプールがマッピングされます。
必要に応じてリソースグループ名や説明を編集し,内容に問題がなければ[次へ]ボタンをクリックします。- [4. ストレージポートマッピング]で,移行元ストレージポートと対応する移行先ストレージポートとのマッピングを設定します。
移行元ストレージシステムとホスト間のI/Oパスの構成を移行先ストレージシステム上で再現するために,移行元ストレージポートとそれに対応する移行先ストレージポートを選択し,[次へ]ボタンをクリックします。- [5. 外部パス設定]で,移行元ストレージシステムのポートと移行先ストレージシステムのExternalポートまたはBidirectionalポート間の外部パスを設定し,[プラン確認]ボタンをクリックします。
- プランを確認し,問題がなければ実行します。
登録したマイグレーションプロジェクトは,[モビリティ]タブから[マイグレーションプロジェクト]を選択して表示されるマイグレーションプロジェクトの一覧で確認できるようになります。
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