Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
コピーペア構成を移行する場合の注意事項を次に示します。
- コマンドデバイスを接続するためのポートを,移行対象のボリュームを管理する(nondisruptive migrationで使用する)ポートとは別に用意してください。
- Replication Managerで,コピーペア状態の変更をするタスクをスケジュール実行で設定している場合,移行前にReplication Managerにログインして,タスクをキャンセルしてください。
- マイグレーションプロジェクトを作成してからマイグレーションプロジェクトが完了するまでの間は,マイグレーションに関する操作を除き,移行元ストレージシステムのコピーペアを操作しないでください。
- コピーペア構成を移行する設定にする場合,移行元ストレージシステムに関連する構成定義ファイルが退避され,コピーペア管理の対象外となります。
- コピーペア構成の移行は,正ボリュームとReplication Managerで認識できるコピーペア構成定義ファイルだけを移行します。移行元の副ボリュームのデータは引き継がれません。コピーペア作成の操作では,移行したコピーペア構成定義ファイルを基に移行先で実体ペアを作成します。
- HORCM_LDEVG形式が定義されている構成定義ファイルは移行できません。HORCM_LDEVG形式で定義されている構成定義ファイルを移行したい場合は,マイグレーションプロジェクトを作成する前にHORCM_LDEVG形式をHORCM_LDEV形式に変更してください。
- マイグレーションジョブで副ボリュームを定義する構成定義ファイルを選択する場合は,対応する正ボリュームが定義された構成定義ファイルも選択してください。
- 移行対象にできるShadowImageペアのマルチターゲット構成またはカスケード構成の条件を次に示します。
図9-7 移行対象にできるShadowImageペアのマルチターゲット構成またはカスケード構成
- 第1階層の3つ目の副ボリューム以下は,移行後にコピーペアを作成してください。
- 第2階層の2つ目の副ボリュームは,移行後にコピーペアを作成してください。
- 1つの正ボリュームを共有するコピーペアの場合,別々のコピーグループに定義してください。
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