Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

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9.2.4 仮想ストレージマシンに追加するリソースの例

移行先ストレージシステムで使用するLDEV IDやホストグループ番号などのリソースは,マイグレーションの実行時に,自動的に仮想ストレージマシンに追加されます。そのため,特別な理由がない場合は,手動で仮想ストレージマシンにリソースを登録する必要はありません。仮想ストレージマシンに登録済みのリソースがある場合,登録済みのリソースから先にマイグレーションに使用されます。リソースの数が不足していたときには,必要な分だけ自動的に追加されます。

手動で仮想ストレージマシンにリソースを登録しておく場合は,次のようなリソースを登録してください。

LDEV ID

ホストグループ番号

参考
複数の移行元ストレージポートを1つの移行先ストレージポートに統合した場合で,かつ移行元ストレージポート内のホストグループのWWNが一部重複しているときは,移行先ストレージシステムでWWNごとにホストグループが作成されます。そのとき,移行元ストレージシステムで使用しているホストグループ数より多くのホストグループが必要になることがあります。

ポート,パリティグループ,DPプールは,仮想ストレージマシンに追加する必要はありません。

例を次の図に示します。

図9-6 移行元ストレージシステムの構成に合わせた必要なリソースの例

[図]

上の図では,移行元ボリュームと同じ数の3つのLDEV IDを仮想ストレージマシンに登録しています。

また,移行元ボリュームの正ボリュームとホスト,副ボリュームとバックアップサーバ間のポート(1-A~1-D)に接続するホストグループが4つあります。移行元ストレージポートと対応する移行先ストレージポート(2-A~2-D)の4つのホストグループ番号を追加しています。

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