Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

5.13.1 ボリュームのレプリケーションとは（Replication Managerのライセンスがない場合）

ストレージシステムのボリュームのレプリケーションを実施するためにコピーペア（ボリュームのペア）を定義して運用します。

ホスト，ファイルサーバおよびNASモジュールへ割り当てたボリュームに対して，ストレージシステム内でのボリュームの複製（ローカルコピー），および複数のストレージシステムの間でボリュームの複製（リモートコピー）を実施します。これによって，大切な業務データを冗長化でき，システムの信頼性の向上を図れます。

Device Managerでは，Replication Managerのライセンスを登録していない場合，一部の構成についてReplication Managerの次の機能が使用できます。

オープンボリュームのコピーペア構成定義の作成および削除（即時実行）

オープンボリュームのコピーペア状態変更（即時実行）

create（コピーペアの作成（初期コピー））

split（コピーペアの分割）

resync（正ボリュームから副ボリュームへの再同期）

restore（副ボリュームから正ボリュームへの再同期）

delete（コピーペアの解除（simplexへの状態変更））

ホストビュー，ストレージシステムビュー，コピーペア構成定義ビューの参照

タスクの参照

ワークフローの参照

コマンドデバイスの追加，編集および削除

イベントログの参照

Replication Managerの動作モード変更

Replication Managerの一部の機能を使用するには，前提製品であるストレージシステムのボリューム複製機能（ShadowImage，TrueCopyなど），RAID Manager，Device Managerエージェントなどがインストール，セットアップされている必要があります。要件や手順については，ソフトウェア添付資料およびマニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。

参考

ファイルサーバまたはNASモジュール上に作成したファイルシステムをバックアップする場合は，ファイルサーバまたはNASモジュールの管理ソフトウェアを使用してください。

関連項目

6.1 ボリュームのレプリケーションとは

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[マニュアル発行元]