Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
アプリケーションの処理を開始する前に,作成済みの階層プロファイルを適用し,処理の特性に合ったデータ配置を復元します。データ配置が復元され,プロファイル適用の効果が確認できたら,プロファイルの適用を解除して通常の自動再配置の運用に戻します。
この操作には,Tiered Storage Managerのライセンスの登録が必要です。
- 対象の論理グループの名称
- 階層プロファイルの作成(参考:5.7.9 HDTボリュームの階層プロファイルを作成する)
- 性能情報を確認するための設定(Tuning Managerとの連携設定,各アプリケーションの性能監視ソフトウェアの設定など)
参考
- Tuning Managerと連携している場合,階層プロファイル管理ダイアログで,論理グループに含まれるボリュームの性能のトレンドチャートを参照できます。連携方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。
HDTボリュームの階層プロファイルを適用するには
- [モビリティ]タブの[よく使うタスク]から[階層プロファイル管理]を選択します。
- [全プロファイル表示]ボタンまたは[論理グループ表示]ボタンをクリックし,プロファイルの作成日時,用途,過去の適用効果などを参照しながら,プロファイルの一覧で対象のプロファイルの行を選択します。
- [プロファイル適用]ボタンをクリックします。
- 必要な項目を指定して,[プラン確認]ボタンをクリックします。
指定した条件に合致する,プロファイル適用のプランが表示されます。- プランを確認し,問題がなければ実行します。
実行したプランがタスクとして登録されます。- [タスク & アラート]タブで,タスクの実行結果を確認します。
HDTプールのモニタリングおよびデータ再配置が完了したら,適用効果の確認と適用解除のため,以降の操作を実施します。- 性能情報を確認できるソフトウェアを使って,プロファイル適用の効果を確認します。
Tuning Managerと連携している場合は,階層プロファイル管理ダイアログを起動して[論理グループ表示]ボタンをクリックし,性能のトレンドチャートを確認します。- 通常の自動再配置の運用に戻すため,[プロファイル適用解除]ボタンをクリックして必要な項目を設定し,プロファイルの適用解除を実行します。
参考
- アプリケーションの運用に合わせて定期的にプロファイルの適用や適用解除をしたい場合は,[プロファイルスケジュール設定]ボタンから適用や適用解除のスケジュールを設定できます。適用時に,適用解除のスケジュールを設定することもできます。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.