Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
リソースグループは,ストレージシステム,パリティグループ,DPプール,LDEV ID,ストレージポートなどの単位で,Hitachi Command Suite(HCS)のリソースをグルーピングしたものです。リソースへのアクセス制御を実施するために作成します。
リソースグループには,次の種類があります。
- All Resources
HCSが管理するリソースをすべて含むリソースグループです。インストール時に自動で作成されます。- ストレージシステムのデフォルトリソースグループ
ストレージシステム単位で作成される,そのストレージシステム内のリソースをすべて含むリソースグループです。ストレージシステムの登録時に自動で作成されます。- NASモジュールのシステム用リソースグループ
NASモジュールのシステムボリューム(System LU)に関連するリソース専用のリソースグループです。NASモジュールを搭載したVSP G400,G600,G800またはVSP F400,F600,F800の登録時に自動で作成されます。- ユーザー定義のリソースグループ
ストレージシステムがVSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル(ただし,VSP G400,G600,G800またはVSP F400,F600,F800のNASモジュールは除く),Virtual Storage PlatformまたはHUS VMの場合に,運用環境に応じてユーザーが定義できるリソースグループです。そのほかのストレージシステムの場合は,デフォルトリソースグループだけ作成されます。
パリティグループ,DPプール,LDEV ID,ストレージポートなどの単位でリソースをグルーピングできます。
ストレージシステムがVSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合,Device Managerで定義したリソースグループは,ストレージシステム側で定義したリソースグループと同期されます。そのほかのストレージシステムの場合,Device Managerで定義したリソースグループは,ストレージシステム側で定義したリソースグループとは別々に管理されます。- リソースプール(VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合)
仮想ストレージマシンのリソースのうち,個別のリソースグループに追加されていないリソースが属しているリソースグループです。リソースプールには,デフォルトの仮想ストレージマシンのリソースプールと,個別に作成した仮想ストレージマシンに自動で作成されるリソースプールの2種類があります。このうち,個別に作成した仮想ストレージマシンのリソースプールは,リソースグループの一覧で確認できます。
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