Compute Systems Manager Software 導入・設定ガイド(Web Version)
クラスタ環境で,hcmdsdbコマンドとhcmdsdbtransコマンドのどちらを使っても,データベースをリストアできない場合のトラブルシューティング事例を示します。ここでは,hcmdsdbtransコマンドでエクスポートしたデータベースを,hcmdsdbrepairコマンドを使用してリストアする手順について説明します。
クラスタ環境で,データベースが破損しています。
- エクスポートしたデータベースのサイズに応じて,次のフォルダに空き領域を確保します。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\tmp
リストア時,エクスポートで取得したアーカイブファイルはこのフォルダに展開されます。- クラスタ管理アプリケーションで,Compute Systems Managerのクラスタ運用を一時停止します。
- 実行系ノードで,次のコマンドを実行してデータベースをリストアします。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmdsdbrepair /trans <エクスポートで取得したアーカイブファイル>
trans:<エクスポートで取得したアーカイブファイル>には,hcmdsdbtransコマンドでエクスポートしたデータベースのアーカイブファイルを絶対パスで指定します。- クラスタ管理アプリケーションで,Compute Systems Managerのクラスタ運用を再開します。
- GUIでCompute Systems Managerのタスクの状態を確認します。
完了していない,またはエラーになっているタスクがあれば,必要に応じてタスクを再作成するか,実行スケジュールを変更してください。- Tuning Managerとリモート接続していた場合は,データベースのリストアによって設定が初期化されるため,再設定します。
- Compute Systems ManagerのSystemアカウントのパスワードを変更します。
hcmdsdbrepairコマンドを実行すると,Systemアカウントのパスワードが初期化されるためです。
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