Compute Systems Manager Software 導入・設定ガイド(Web Version)

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9.5.1 実行系ノードでアップグレードまたは上書きインストールする

クラスタ環境の実行系ノードで,管理サーバのCompute Systems Managerをアップグレードまたは上書きインストールします。

アップグレードまたは上書きインストールする前に,クラスタ運用を一時的に停止してから,インストールを開始します。

  1. Compute Systems Managerのサービスを登録しているグループをオンラインにします。
  2. クラスタ管理アプリケーションで,次のサービスをオフラインにします。
    • HBase Storage Mgmt Web Service
    • HBase Storage Mgmt Common Service
    • HCS Compute Systems Manager Web Service
    • 上記以外のHitachi Command Suite 製品のリソース
    デプロイメントマネージャーを使用している場合,次のサービスもオフラインにします。
    • DeploymentManager PXE Management
    • DeploymentManager PXE Mtftp
    • DeploymentManager Transfer Management
  3. 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品を停止します。
    Hitachi Command Suite 共通コンポーネントのインストールフォルダ\bin\hcmdssrv /stop
  4. クラスタ管理アプリケーションで,HiRDB/ClusterService _HD0のサービスをオフラインにします。
  5. クラスタ管理アプリケーションで,サービスを登録しているグループのフェールオーバーを抑止します。
    次のリソースの設定を変更します。
    • HBase Storage Mgmt Common Service
    • HBase Storage Mgmt Web Service
    • HCS Compute Systems Manager Web Service
    • HiRDB/ClusterService _HD0
    • 上記以外に手順2でオフラインにしたサービス
    デプロイメントマネージャーを使用している場合,次のサービスもリソースの設定も変更します。
    • DeploymentManager PXE Management
    • DeploymentManager PXE Mtftp
    • DeploymentManager Transfer Management
    リソースの設定は,次のどちらかの方法で変更します。

    Microsoft Cluster Service を使用する場合
    リソース名を右クリックし,[プロパティ]-[詳細設定]タブで,[再開しない]を選択します。

    Windows Server Failover Clusteringを使用する場合
    リソース名を右クリックし,[プロパティ]-[ポリシー]タブで,[リソースが失敗状態になった場合は、再起動しない]を選択します。
  6. 共有ディスクにアクセスできることを確認します。
  7. Compute Systems Managerをアップグレードまたは上書きインストールします。
    インストール前の確認]画面で,[インストール前にデータベースをバックアップする]の設定が[はい]になっていることを確認してください。
    いいえ]になっている場合は,[設定編集]ボタンをクリックして[詳細インストール設定の編集]画面を開きます。そのあと,[設定]メニューから[バックアップ]を選択して,[インストール前にデータベースをバックアップします。]チェックボックスをチェックしてください。
  8. 次のコマンドを実行して,アップグレードまたは上書きインストール後のデータベースをバックアップします。
    Hitachi Command Suite 共通コンポーネントのインストールフォルダ\bin\hcmdsbackups /dirローカルディスク上のバックアップファイル格納先フォルダ/auto
  9. Hitachi Command Suite製品が起動中の場合は,Hitachi Command Suite製品を停止するため,WindowsのメニューからCompute Systems Managerを停止します。
    WindowsのメニューからCompute Systems Managerを停止すると,ほかのHitachi Command Suite製品も同時に停止します。
  10. Windowsの[サービス]ダイアログで次のサービスのプロパティを開き,[スタートアップの種類]が[自動]の場合は,[手動]に変更します。
    • HBase Storage Mgmt Common Service
    • HBase Storage Mgmt Web Service
    • HCS Compute Systems Manager Web Service
  11. 次のファイルのhcsm.shared.directoryプロパティに,Compute Systems Managerが使用する作業フォルダへのパスが指定されていることを確認します。
    Compute Systems Managerのインストールフォルダ\ComputeSystemsManager\conf\user.properties
    指定されていない場合は,共有ディスクに任意のフォルダを作成したあと,そのフォルダへのパスを指定します。
  12. デプロイメントマネージャーをすでに使用している場合は,次のバッチファイルを実行し,デプロイメントマネージャーのサービスが正しく起動されるように設定します。
    Compute Systems Managerのインストールフォルダ\ComputeSystemsManager\DeploymentManager\hcsm_setting\set_cluster.bat
  13. クラスタ管理アプリケーションで,Compute Systems Managerのサービスを登録しているグループを待機系ノードに移動します。

    Microsoft Cluster Serviceを使用する場合:
    サービスを登録しているグループを右クリックし,[グループの移動]を選択します。

    Windows Server Failover Clusteringを使用する場合:
    サービスを登録しているグループを右クリックし,[移動]-[ノードの選択]または[このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動]を選択します。

関連項目

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