Compute Systems Manager Software 導入・設定ガイド(Web Version)
クラスタ環境の実行系ノードで,管理サーバのCompute Systems Managerをアップグレードまたは上書きインストールします。
アップグレードまたは上書きインストールする前に,クラスタ運用を一時的に停止してから,インストールを開始します。
- Compute Systems Managerのサービスを登録しているグループをオンラインにします。
- クラスタ管理アプリケーションで,次のサービスをオフラインにします。
デプロイメントマネージャーを使用している場合,次のサービスもオフラインにします。
- HBase Storage Mgmt Web Service
- HBase Storage Mgmt Common Service
- HCS Compute Systems Manager Web Service
- 上記以外のHitachi Command Suite 製品のリソース
- DeploymentManager PXE Management
- DeploymentManager PXE Mtftp
- DeploymentManager Transfer Management
- 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品を停止します。
<Hitachi Command Suite 共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmdssrv /stop- クラスタ管理アプリケーションで,HiRDB/ClusterService _HD0のサービスをオフラインにします。
- クラスタ管理アプリケーションで,サービスを登録しているグループのフェールオーバーを抑止します。
次のリソースの設定を変更します。デプロイメントマネージャーを使用している場合,次のサービスもリソースの設定も変更します。
- HBase Storage Mgmt Common Service
- HBase Storage Mgmt Web Service
- HCS Compute Systems Manager Web Service
- HiRDB/ClusterService _HD0
- 上記以外に手順2でオフラインにしたサービス
リソースの設定は,次のどちらかの方法で変更します。
- DeploymentManager PXE Management
- DeploymentManager PXE Mtftp
- DeploymentManager Transfer Management
- Microsoft Cluster Service を使用する場合
- リソース名を右クリックし,[プロパティ]-[詳細設定]タブで,[再開しない]を選択します。
- Windows Server Failover Clusteringを使用する場合
- リソース名を右クリックし,[プロパティ]-[ポリシー]タブで,[リソースが失敗状態になった場合は、再起動しない]を選択します。
- 共有ディスクにアクセスできることを確認します。
- Compute Systems Managerをアップグレードまたは上書きインストールします。
[インストール前の確認]画面で,[インストール前にデータベースをバックアップする]の設定が[はい]になっていることを確認してください。
[いいえ]になっている場合は,[設定編集]ボタンをクリックして[詳細インストール設定の編集]画面を開きます。そのあと,[設定]メニューから[バックアップ]を選択して,[インストール前にデータベースをバックアップします。]チェックボックスをチェックしてください。- 次のコマンドを実行して,アップグレードまたは上書きインストール後のデータベースをバックアップします。
<Hitachi Command Suite 共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmdsbackups /dir <ローカルディスク上のバックアップファイル格納先フォルダ> /auto- Hitachi Command Suite製品が起動中の場合は,Hitachi Command Suite製品を停止するため,WindowsのメニューからCompute Systems Managerを停止します。
WindowsのメニューからCompute Systems Managerを停止すると,ほかのHitachi Command Suite製品も同時に停止します。- Windowsの[サービス]ダイアログで次のサービスのプロパティを開き,[スタートアップの種類]が[自動]の場合は,[手動]に変更します。
- HBase Storage Mgmt Common Service
- HBase Storage Mgmt Web Service
- HCS Compute Systems Manager Web Service
- 次のファイルのhcsm.shared.directoryプロパティに,Compute Systems Managerが使用する作業フォルダへのパスが指定されていることを確認します。
<Compute Systems Managerのインストールフォルダ>\ComputeSystemsManager\conf\user.properties
指定されていない場合は,共有ディスクに任意のフォルダを作成したあと,そのフォルダへのパスを指定します。- デプロイメントマネージャーをすでに使用している場合は,次のバッチファイルを実行し,デプロイメントマネージャーのサービスが正しく起動されるように設定します。
<Compute Systems Managerのインストールフォルダ>\ComputeSystemsManager\DeploymentManager\hcsm_setting\set_cluster.bat- クラスタ管理アプリケーションで,Compute Systems Managerのサービスを登録しているグループを待機系ノードに移動します。
- Microsoft Cluster Serviceを使用する場合:
- サービスを登録しているグループを右クリックし,[グループの移動]を選択します。
- Windows Server Failover Clusteringを使用する場合:
- サービスを登録しているグループを右クリックし,[移動]-[ノードの選択]または[このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動]を選択します。
- 8.1.3 Compute Systems Managerを停止する
- 9.1 クラスタを使用するための環境設定と運用とは
- 9.3.1 クラスタ運用を開始する環境設定手順の確認
- 9.3.2 クラスタ環境で運用する管理サーバの空き容量の確認
- 9.3.3 クラスタ管理アプリケーションを使用して設定する前の確認
- 9.8.1 クラスタ管理アプリケーションでCompute Systems Managerのサービスをオンラインにする
- 9.8.2 クラスタ管理アプリケーションでCompute Systems Managerのサービスをオフラインにする
- 9.9.1 クラスタ環境でデータベースをバックアップする
- B.1.3 Compute Systems Managerサーバのポートや機能に関するプロパティ(user.properties)
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