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EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編(UNIX(R)用)


1.3.6 PDF形式ファイルを出力する場合

eurpmc〔.exe〕
〔/message | /nomessage〕
 /m pdf
〔/rf 帳票ファイル名〕
〔/rfp 帳票ファイルのパス〕
〔/map マッピングデータファイル名〕
〔/mapp マッピングデータファイルのパス〕
〔/usr ユーザ定義データファイル名〕
〔/usrp ユーザ定義データファイルのパス〕
〔/bmf 文書しおり定義ファイル名〕
〔/bm しおり定義ファイル名〕
〔/bmp 文書しおり定義またはしおり定義ファイルのパス〕
〔/cryf 暗号化設定ファイル名〕
〔/cryfp 暗号化設定ファイルのパス〕
〔/mrs 帳票セット指定ファイル名〕
〔/mrsp 帳票セット指定ファイルのパス〕
〔/mfd 複数様式情報定義ファイル名〕
〔/mfdp 複数様式情報定義ファイルのパス〕
〔/df 文書情報設定ファイル名〕
〔/dfp 文書情報設定ファイルのパス〕
 /pdfn 出力PDF形式ファイル名
〔/pdfnp 出力PDF形式ファイルのパス〕
〔/sp 印刷開始ページ〕
〔/ep 印刷終了ページ〕
〔/pn {on|off}〕
〔/pl {topl|topc|topr|btml|btmc|btmr}〕
〔/pf ページ番号のフォーマット〕
〔/fp ページ番号の初期値〕
〔/ip {reset|normal}〕
〔/cry {1|0}〕
〔/dif 接続情報ファイル名〕
〔/difp 接続情報ファイルのパス〕
〔/enc パスワード暗号化鍵〕
〔/rif 置き換え表管理情報ファイル名〕
〔/rifp 置き換え表管理情報ファイルのパス〕
〔/dsf PDF仕分け定義ファイル名〕
〔/dsfp PDF仕分け定義ファイルのパス〕
〔/jscp Acrobat JavaScript定義ファイルのパス〕
〔/jsc Acrobat JavaScript定義ファイル名〕
〔/pvpp ビューアプレファレンス定義ファイルのパス〕
〔/pvp ビューアプレファレンス定義ファイル名〕
〔/pmip 帳票サーバのIPアドレス〕
〔/pmpn 帳票サーバのポート番号〕
〔/psenvf 環境設定ファイル(EURPS_ENV)のファイル名〕
〔/psenvfp 環境設定ファイル(EURPS_ENV)のパス〕
〔/foutdest ファイルの出力先〕
〔/adpenv EUR Server - Adapterで使用する環境設定ファイルのパス〕
〔/opc {1|0}〕
〔/rid 帳票ID〕
〈この項の構成〉

(1) オプション指定時の注意

帳票セット(/rfオプション,/mapオプション,/usrオプション,/bmオプション)は,複数のファイルを指定する場合,項目を「,」で区切ります。

帳票ファイル名は,/rfオプションで直接指定する以外に,/ridオプションの帳票IDと紐付く帳票出力定義ファイルでも指定することができます。

帳票IDには,帳票のPDF形式ファイルを出力するときに使用する帳票出力定義ファイル名を,ファイル名だけ,または相対パスのどちらかを指定します。次のことに注意して指定してください。

なお,/rfオプション,/mrsオプション,または/ridオプションのどれかは必ず指定してください。

/mapオプション,/usrオプションおよび/bmオプションを指定する場合は,ファイル名の数を,/rfオプションで指定した帳票ファイル名の数以下,または/ridオプションの帳票IDと紐付く帳票出力定義ファイルで指定した帳票ファイル名の数以下で指定してください。また,ファイル名の順序についても,/rfオプションまたは/ridオプションの帳票IDと紐付く帳票出力定義ファイルで指定した帳票ファイル名の順序と合わせてください。

(指定例1)

帳票ファイル名(/rfオプション)を指定して,帳票セットとして次のように指定したい。

/rf

Report1.fms

Report2.fms

/map

Report1.csv

Report2.csv

/usr

utest.csv

03_seikyusyo_u.csv

/bm

shiori1.txt

shiori2.txt

指定方法
/rf Report1.fms,Report2.fms /map Report1.csv,Report2.csv /usr utest.csv,03_seikyusyo_u.csv /bm shiori1.txt,shiori2.txt
(指定例2)

帳票ファイル名(/rfオプション)を指定して,帳票セットとして次のように指定したい。

/rf

Report1.fms

Report2.fms

/map

Report1.csv

Report2.csv

/usr

指定なし

03_seikyusyo_u.csv

/bm

shiori1.txt

shiori2.txt

指定方法
/rf Report1.fms,Report2.fms /map Report1.csv,Report2.csv /usr ,03_seikyusyo_u.csv /bm shiori1.txt,shiori2.txt
(指定例3)

帳票ID(/ridオプション)を指定して,指定例2と同じ帳票セットを指定したい。

帳票IDに紐付く帳票出力定義ファイル「ReportID」の内容
#帳票ファイル名
ReportFileName: Report1.fms
ReportFileName: Report2.fms
指定方法
/rid ReportID /map Report1.csv,Report2.csv /usr ,03_seikyusyo_u.csv /bm shiori1.txt,shiori2.txt

帳票セット指定ファイル名(/mrsオプション)が指定されている場合は,帳票ファイル名(/rfオプション)の指定は省略できます。

PDF仕分け定義ファイル名(/dsfオプション)が指定されている場合は,出力PDF形式ファイル名(/pdfnオプション)の指定は省略できます。

次に示すオプションは,帳票ID(/ridオプション)と紐付く帳票出力定義ファイルでも指定できます。

次に示すオプションを帳票ID(/ridオプション)と同時に指定した場合は,/ridオプションの帳票IDと紐付く帳票出力定義ファイルでの同じ設定項目の指定が無効になります。

帳票ID(/ridオプション)を指定した場合は,次に示すオプションを指定しても無効になります。

メッセージオプション(/message | /nomessage)については,「1.2  eurpmcコマンドが提供するオプション」を参照してください。

/pnオプション,/plオプション,/ipオプション,/cryオプション,および/opcオプションに指定する値の内容については,「表1-2 プロパティオプションの内容(指定値)と対応するActiveX起動部品のプロパティ」を参照してください。

そのほかのオプションについては,ActiveX起動部品のOutputPDFReportメソッドを参照してください。

(2) 出力結果

/opcオプションで「1(総ページ数を出力する)」を指定した場合は,出力結果から帳票の総ページ数を確認できます。ただし,次のような場合は,帳票の総ページ数を出力しません。

出力結果は標準出力(stdout)に出力されます。出力結果を次に示します。

なお,出力されたプロパティについては,「6.4 ActiveX起動部品のプロパティ仕様」を参照してください。

書式

説明

1

VVRR▼

コマンド起動部品のバージョン情報が「VVRR」形式で常に出力されます。

2

OutputPageCount▼

見出し名称が1行で出力されます。

3

ページ数

取得結果(ページ数)が出力されます。

(凡例)

▼:Windows環境の場合,改行コード(0x0d+0x0a)を示します。UNIX/Linux環境の場合,改行コード(0x0a)を示します。

注※

EUR Server - Adapterで実行したジョブが正常または警告で終了したタイミングで,帳票の総ページ数が設定されます。