15.2 EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)
- 対象コンポーネントまたは機能
-
EUR Server Service
- 設定内容
-
EUR Server Serviceの動作環境は,環境設定ファイル(EURPM.ini)で設定します。
環境設定ファイルを変更した場合は,EUR Server Serviceを再起動してください。
- 環境設定ファイルの格納場所
-
環境設定ファイル(EURPM.ini)は,ユーザの利用目的に応じて指定できます。環境設定ファイル(EURPM.ini)の指定方法ごとのファイル名と格納場所を次の表に示します。
表15‒2 環境設定ファイル(EURPM.ini)の指定方法と格納場所 項番
指定方法
ファイル名
格納場所
1
デフォルト
EURPM.ini
- Windows環境の場合
-
インストール先フォルダ\Server
- UNIX/Linux環境の場合
-
/var/opt/eur/server下
2
起動管理定義またはServer Service制御コマンド(eurpmctrlコマンド)で環境設定ファイルの格納先のフォルダを指定する場合
EURPM.ini
起動管理定義の環境設定ファイルパスまたはServer Service制御コマンド(eurpmctrlコマンド)のiniオプションで指定した環境設定ファイルのフォルダパス
3
起動管理定義またはServer Service制御コマンド(eurpmctrlコマンド)で環境設定ファイルのファイルパスを指定する場合
起動管理定義の環境設定ファイルパスまたはServer Service制御コマンド(eurpmctrlコマンド)のiniオプションで指定した環境設定ファイルのファイルパス(ファイル名は任意)
- 環境設定ファイルの設定手順
-
環境設定ファイル(EURPM.ini)の指定方法がデフォルトの場合を例に説明します。
-
Windows環境の場合
環境設定ファイル(EURPM.ini)は,インストール先フォルダ\Server下に作成されます。
ファイルの内容を追加,変更する場合は,メモ帳などのテキスト編集エディタを起動して編集したあと,上書き保存してから使用してください。
-
UNIX/Linux環境の場合
次に示す環境設定ファイル(EURPM.ini)のサンプルを,/opt/eur/sample/ServerService下に提供しています。必要な内容を設定したあと,同じファイル名で/var/opt/eur/server下に格納してください。
なお,/var/opt/eur/serverには,EUR Server Serviceを利用するユーザが読み書きできるようにアクセス権を設定してください。
- <環境設定ファイル(EURPM.ini)のサンプルの内容>
[PORT] [PATH] [ERROR] LOGSIZE=10000 [OPTION] PATHMODE=1 SOCKBUFFSIZE=64 [THREAD] EURPS=2 MERGE=2 [TIMEOUT] [ENV] [FILE]
- <環境設定ファイル(EURPM.ini)の設定手順>
-
環境設定ファイルは次の手順で設定します。
-
/opt/eur/sample下にある環境設定ファイル(EURPM.ini)のサンプルを任意の場所に保存する。
-
環境設定ファイルを編集する。
環境設定ファイルは,マシンのロケールに応じたエンコードで編集してください。
-
必要な内容を設定した環境設定ファイルを,サンプルと同じファイル名(EURPM.ini)で/var/opt/eur/server下に格納する。
/var/opt/eur/serverには,EUR Server Serviceを利用するユーザが読み書きできるようにアクセス権を設定してください。
-
-
- 環境設定ファイルの構文
変数名=値
環境設定ファイルに指定する情報は,「"」で囲まないでください。
- 環境設定ファイルの指定例(Windows環境の場合)
[PORT] EURPM=22314 EURPMLS=22313 EURPMCL=23035 [PATH] FORM=C:\EURPM\Form CONF=C:\EURPM\Conf TEMP=C:\EURPM\Temp MULTI=C:\EURPM\Multi DOCINFO=C:\EURPM\DocInfo DBINFO=C:\EURPM\DBInfo REPLACEITEM=C:\EURPM\ReplaceItem SCRIPTCNT=C:\EURPM\ScriptCnt PREFERENCE=C:\EURPM\Preference PSENV=C:\EURPM\PSEnv PDF=C:\EURPM\PDF PRINTDATE=C:\EURPM\PrintDate SPLIT=C:\EURPM\Split PRINTNEWPAPER=C:\EURPM\printnewpaper [ERROR] LOGFILE=C:\EURPM\Log LOGLEVEL=4 LOGSIZE=750 [OPTION] PATHMODE=0 TEMPFILEDEL=1 SOCKBUFFSIZE=64 SPLITMODE=PAGE RMDIRRETRYCOUNT=1 RMDIRINTERVALTIME=200 [THREAD] GENERAL=200 EURPS=1 MERGE=0 [TIMEOUT] CONNECT=300 ERRIGNORE=300 [ENV] PSENVFILENAME=EURPS_ENV [FILE] PRINTDATE=PRINTDATETIME.txt SPLIT=PMPageSplit.txt
- 〈この節の構成〉
-