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EUR 帳票作成 画面リファレンス


2.4.14 [位置・サイズ]タブ

選択したアイテムの位置,およびサイズを変更します。

[位置・サイズ]タブは,あらかじめ決められた位置にアイテムを配置したり,アイテムのサイズを直接変更したりする場合に便利です。[レポートのプロパティ]ダイアログの[レポートの構成]タブで,[アイテムをグリッド補正する]のチェックボックスがオンであっても,指定した位置に配置したり,変更したりできます。

複数アイテムを選択して,[位置・サイズ]タブを表示すると,[開始位置],[サイズ],および[丸め]は空白で表示されます。何も入力しない場合は,選択したアイテムの位置・サイズ・丸め半径は変わりません。[開始位置],[サイズ],および[丸め]に数値を入力すると,選択したすべてのアイテムが,入力した位置・サイズ・丸め半径に変更されるので注意してください。

帳票ウィンドウ上でアイテムの位置,およびサイズを微調整したい場合は,マウスで操作してください。ただし,マウスの操作で微調整する場合は,[レポートのプロパティ]ダイアログの[レポートの構成]タブで,[アイテムをグリッド補正する]のチェックボックスをオフにしておいてください。

[開始位置],[サイズ],および[丸め]は,[オプション]ダイアログの[表示]タブで設定されている「使用する単位」で表示されます。テキストボックスには,「使用する単位」と異なる単位で値を指定することもできます。異なる単位で値を指定する場合は,単位も入力してください。例えば,「使用する単位」に「ミリメートル(mm)」が設定されている場合,開始位置の[X],[Y]のテキストボックスに「1in」を入力して[適用]または[OK]ボタンをクリックすると,それぞれ「25.4mm」の位置から表示されます。

〈この項の構成〉

(1) [位置・サイズ]タブで設定できる項目

[位置・サイズ]タブで設定できる項目を次に示します。

[開始位置]グループボックス

選択したアイテムの開始位置を設定します。

アイテムの座標原点が「用紙の左上」,または「貼付域の左上」のどちらの設定になっているかによって,アイテムの開始位置が異なります。

[図データ]

[X]リストボックス

選択したアイテムの開始位置,X座標値を指定します。

複数アイテムを選択すると,空白で表示されます。何も入力しない場合は,選択したアイテムのX座標値は変わりません。数値を入力すると,選択したすべてのアイテムが,入力したX座標値に変更されるので注意してください。

[Y]リストボックス

選択したアイテムの開始位置,Y座標値を指定します。

複数アイテムを選択すると,空白で表示されます。何も入力しない場合は,選択したアイテムのY座標値は変わりません。数値を入力すると,選択したすべてのアイテムが,入力したY座標値に変更されるので注意してください。

アイテムの開始位置に指定できる最小値と最大値は,座標原点の指定によって,次のように異なります。

[図データ]

[X]リストボックス,[Y]リストボックスに設定できる単位と各単位の最小有効桁数の詳細は,「2.17.1 [表示]タブ」の[使用する単位]リストボックスの説明を参照してください。

[サイズ]グループボックス

選択したアイテムのサイズを設定します。

アイテムのサイズに指定できる[幅]と[高さ]の最小値は,1ミリメートル(mm)です。インチ(in),ピクセル(px)の場合はミリメートル換算したときに1.00以上の値を最小値とします。最大値は,アイテムの開始位置から貼付域すべてです。

[幅]リストボックス

選択したアイテムの幅を指定します。横罫線を選択した場合は,[幅]の指定はできません。

複数アイテムを選択すると,空白で表示されます。何も入力しない場合は,選択したアイテムの幅は変わりません。数値を入力すると,選択したすべてのアイテムが,入力した幅に変更されるので注意してください。

[高さ]リストボックス

選択したアイテムの高さを指定します。縦罫線を選択した場合は,[高さ]の指定はできません。

複数アイテムを選択すると,空白で表示されます。何も入力しない場合は,選択したアイテムの高さは変わりません。数値を入力すると,選択したすべてのアイテムが,入力した高さに変更されるので注意してください。

[丸め]テキストボックス

選択した角丸四角アイテムの丸め半径を設定します。[丸め]のテキストボックスは,角丸四角アイテムを選択した場合に設定できます。また,アイテムは複数選択できます。選択したアイテムの中に角丸四角アイテムが一つもない場合は,[丸め]の指定はできません。複数アイテムのうち,角丸四角アイテムが一つだけの場合は,選択した角丸四角アイテムの丸め半径が表示されます。

複数アイテムを選択すると,空白で表示されます。何も入力しない場合は,選択したアイテムの丸めは変わりません。数値を入力すると,選択したすべてのアイテムが,入力した丸めに変更されるので注意してください。

丸め半径の最小値は0,最大値はアイテムの短辺の1/2です。

[開始位置],[サイズ],および[丸め]に設定する値の位置を,次に示します。

[図データ]

アイテムのサイズを変更すると,アイテム内の文字列がはみ出し,表示できない場合があります。文字列がアイテム内からはみ出る場合は,アイテム種別ごとに次のように表示されます。

表2‒12 文字列がアイテム枠内からはみ出す場合の表示形式

アイテム種別

表示形式

ページ番号アイテム

アイテム枠内に「***」と表示されます。高さに余裕がある場合は,複数行に折り曲げて表示されます。

印刷時刻アイテム

アイテム枠内に表示できる範囲だけ表示されます。高さに余裕がある場合は,複数行に折り曲げて表示されます。

印刷日付アイテム

文字アイテム

マッピングしたアイテム

データ種別が数値または数値(集計対象外)の場合

アイテム枠内に「***」と表示されます。高さに余裕がある場合は,複数行に折り曲げて表示されます。

データ種別が文字,日付・時刻,日次,月次,年次の場合

アイテム枠内に表示できる範囲だけ表示されます。高さに余裕がある場合は,複数行に折り曲げて表示されます。

データ種別がバーコードの場合

空白で表示されます。

(2) 画面図

[図データ]