15.7.3 eurspcsvコマンドのオプションの説明
eurspcsvコマンドに指定するオプションを説明します。オプションの文字列は,大文字,小文字を区別しません。
(1) /tオプション
帳票ファイルを帳票定義情報ファイルに変換するのか,帳票定義情報ファイルを帳票ファイルに変換するのかを指定します。
指定値 |
説明 |
---|---|
csv |
帳票ファイルを帳票定義情報ファイルに変換します。 |
fms |
帳票定義情報ファイルを帳票ファイルに変換します。 |
/tオプションにcsv,fms以外の値を指定した場合,エラー(KEES101-E)になります。
(2) /inオプション
変換対象のファイル(帳票ファイル,または帳票定義情報ファイル)のファイル名を指定します。フルパス,相対パス,またはファイル名だけのどれかで指定してください。
-
ファイル名をフルパスで指定した場合
設定されているフォルダからファイルを読み込みます。
-
ファイル名を相対パスで指定した場合
コマンドを実行したフォルダからの相対パスとしてファイルを読み込みます。
-
ファイル名だけ指定した場合
コマンドを実行したフォルダからの相対パスとして帳票定義情報ファイルを読み込みます。
ファイル名に指定できる文字数は,ファイル名を含めて259文字までです。259文字を超えた場合は,エラー(KEES101-E)となります。
(3) /outオプション
変換後のファイルを出力するフォルダを指定します。フルパス,相対パス,またはフォルダ名だけのどれかで指定してください。
-
フォルダ名をフルパスで指定した場合
設定されているフォルダにファイルを出力します。
-
フォルダ名を相対パスで指定した場合
コマンドを実行したフォルダからの相対パスとしてファイルを出力します。
-
フォルダ名だけ指定した場合
コマンドを実行したフォルダからの相対パスとしてファイルを出力します。
フォルダ名に指定できる文字数は,フォルダ名を含めて259文字までです。259文字を超えた場合は,エラー(KEES101-E)となります。
(4) /msglvオプション
メッセージの出力レベルを指定します。コマンド実行後の変換結果は標準出力に出力されますが,コマンドプロンプトなどの画面上には出力されません。変換結果は,コマンドラインでファイルへの出力を指定して,出力結果を確認してください。
指定値 |
説明 |
---|---|
info |
変換結果をすべて出力します。 |
error |
出力レベルがエラーになったメッセージだけを出力します。 |
none |
出力しません。 |
/msglvオプションを省略した場合は,infoが仮定されます。info,error,none以外の値を指定した場合,エラー(KEES101-E)になります。
(5) /wオプション
変換後のファイルと同じ名称のファイルが出力先フォルダに存在した場合,ファイルを上書きするかどうかを指定します。
指定値 |
説明 |
---|---|
on |
同じ名称のファイルが存在する場合,ファイルを上書きします。 |
off |
同じ名称のファイルが存在する場合,ファイルを上書きしません。 |
/wオプションを省略した場合は,onが仮定されます。on,off以外の値を指定した場合,エラー(KEES101-E)になります。
- 変換後のファイル名について
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変換後の帳票定義情報ファイルのファイル名については,「15.3.1 帳票定義情報ファイルの格納先と出力形式」を参照してください。
変換後の帳票ファイルのファイル名については,「15.6 帳票定義情報ファイルから帳票ファイルに変換する」を参照してください。