8.3.1 特殊編集レベルとは
特殊編集レベルとは,繰り返されたデータの特定の行を集計行と同じように編集したい場合に付ける分類用のレベルです。
通常の繰り返し設定では,実アイテムの設定内容が繰り返されたすべてのデータに適用されます。特殊編集レベルを設定すると,同じレベルを設定したデータごとに文字装飾などの設定が適用されます。
特殊編集レベルは,次のようなデータが含まれる帳票を作成する場合に設定すると便利です。
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読み込んだデータに集計データが含まれる場合
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データ内に帳票のタイトルや注意事項などの長文が含まれる場合
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特定の行の位置をずらすなど,行ごとのレイアウト全体を変えたい場合
特殊編集レベルを設定した帳票の例を,次に示します。
- メモ
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数値がマイナスの項目だけ赤字にするなど,条件を満たす特定の列だけを編集したい場合は,条件付きアイテムを作成します。条件付きアイテムについては「8.2 アイテムの表示条件を設定する」を参照してください。