3.8.1 データの読み込み手順
SEWB+のデータ項目辞書のレコード定義情報から,帳票設計に使用するフィールド定義情報を読み込めます。このフィールド定義情報を使用して帳票を設計することで,SEWB+で開発したアプリケーションが作成するデータファイルと,帳票のデータ構造を一致させることができます。
帳票設計のデータをSEWB+/REPOSITORYで定義した最上位結合項目から入力し,データウィンドウへ表示するまでの操作について説明します。
なお,SEWB+/REPOSITORY-BROWSERをインストールしていないと操作できません。
(1) SEWB+にログインする
あらかじめ,SEWB+にログインしておいてください。SEWB+にログインをしないで操作を始めると,[SEWB+ログイン]ダイアログが表示されます。
(2) SEWB+からレコード定義情報を読み込む
-
データウィンドウを選択する
マッピングデータウィンドウ,またはユーザ定義データウィンドウをクリックして,アクティブにします。
-
[最上位結合項目の検索]ダイアログを表示する
[データ]−[最上位結合項目]−[選択]を選択します。
-
最上位結合項目を選択する
検索条件を指定したあと,[検索開始]ボタンをクリックし,最上位結合項目を選択します。
上記の操作で,選択した最上位結合項目のフィールド定義情報が読み込まれ,データウィンドウには,サンプルデータが表示されます。サンプルデータの表示内容については,マニュアル「SEWB+/REPOSITORY 辞書設計ガイド」を参照してください。
(3) 補足説明
-
最上位結合項目を入力して編集した帳票を印刷する場合に使用するCSV形式のファイルを生成するプログラムの作成には,SEWB+/CONSTRUCTIONの機能を利用できます。
SEWB+/CONSTRUCTIONでは,帳票を編集した場合と同じ最上位結合項目を入力したデータ定義を利用してプログラムを作成できます。
-
バーコードを印刷したい場合は,次のように操作してください。
-
最上位結合項目の構成項目であるデータ項目を,分類「分類なし」,タイプ「フリー定義」,フリー定義「R」に設定しておきます。
-
EURにデータを読み込むと,データウィンドウには,サンプルデータ「4901234567894」が表示されます。
-
[フィールド定義]ダイアログを表示して,印刷するバーコードに合わせたサンプルデータに変更してください。
バーコードで使用するデータは,バーコードの種類によって異なります。指定するデータの桁数が合っていないと,帳票ファイルに貼り付けた場合,バーコードが表示されないことがあります。バーコードに使用できるデータと桁数については,マニュアル「EUR システム設計ガイド」を参照してください。
-