3.3.2 フィールド定義の変更手順
データファイル(CSV形式)を読み込んだ場合,フィールド名称はアルファベット,フィールドのデータ種別は数値データまたは文字列データとして設定されています。
このフィールド定義(フィールド名称,フィールドのデータ種別)を正しい属性に変更しないと,データウィンドウにデータが表示されなかったり,帳票ウィンドウに貼り付けた場合に正しく表示できなかったりします。
フィールド定義は,[フィールド定義]ダイアログで変更します。手順を次に示します。
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[フィールド定義]ダイアログを表示する
[データ]−[フィールド定義]を選択します。
CSV形式ファイル(Report.csv)はフィールド名を持っていないので,[フィールド名称]は仮称で表示されます。
[データ]は,1レコード目のデータが表示されます。
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フィールド名称を変更する
フィールド名のセルに直接入力するか,または[フィールド定義情報変更]ダイアログで変更します。[フィールド定義情報変更]ダイアログは,フィールド名称の左側にある番号を選択したあと,[変更]ボタンをクリックするか,またはフィールド名称の左側にある番号をダブルクリックすると表示されます。
なお,フィールド名は,帳票ファイルに作成する表の見出しとしても使用できます。
帳票を定義したあとで[フィールド名称]を変更すると,帳票上のフィールドと対応が取れなくなり,データが表示されなくなります。
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フィールドの種別を変更する
フィールドごとの種別の位置をクリックすると,データ種別一覧が表示されます。データ種別一覧から選択してください。
種別には,文字列,数値,数値(集計対象外),日付(日付・時刻),日付(日次),日付(月次),日付(年次),和暦(日次),和暦(月次),和暦(年次),画像,バーコード,および特殊編集レベルがあります。「数値(集計対象外)」は,例えば,従業員番号や製品番号などの数値データに設定しておくと,帳票に貼り付けても集計されません。
種別の変更は,[フィールド定義情報変更]ダイアログでもできます。
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[OK]ボタンをクリックする
データウィンドウにデータが表示されます。
(1) 補足説明
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[フィールド定義]ダイアログには,フィールド定義のためのボタンが用意されていますが,データファイル(CSV形式)の1レコード目に項目名が入っていない場合は,サンプルデータの作成以外では,フィールドの追加や削除はしないでください。入力データの順序と対応が取れなくなり,印刷時に動作が不正になります。
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データ長がフィールド表示幅より長い場合は,フィールド表示幅を変更すると表示できます。フィールド表示幅の変更については,「3.4 フィールド表示幅を変更する」を参照してください。
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マッピングデータのフィールド名は,510桁までです。ユーザ定義データのフィールド名は,499桁までです。
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特殊編集レベルが設定されているデータを読み込んだあと,フィールド定義で種別を「特殊編集レベル」に設定すると,データウィンドウのレコード番号の横に記述したレベルが表示されます。
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フィールド定義を変更する場合,削除したいフィールドがあるときは,フィールド定義を削除する前に,削除対象のフィールドを使用したキー集計または改ページの定義が帳票上に残っていないか確認してください。定義が残った状態でフィールド定義を変更すると,帳票が正しく出力されないことがあります。
(2) メインフレーム版 EUR Print Serviceで扱える文字列を設定する場合
メインフレーム版 EUR Print Serviceで扱える文字列を設定する場合は,[フィールド定義情報変更]ダイアログで文字列フィールドの[種別詳細]で設定します。
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文字列フィールドを選択する
[フィールド定義]ダイアログで,種別が「文字列」のフィールドを選択したあと,フィールド名称の左側にある番号を選択します。
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[フィールド定義情報変更]ダイアログを表示する
[変更]ボタンをクリックします。
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[種別詳細]を設定する
選択したフィールドの種別が「文字列」の場合は,[種別詳細]のリストボックスが表示されます。最初は,何も表示されていません。
リストボックスから,[KEIS専用]を選択すると,メインフレーム版 EUR Print Serviceで扱えるKEIS 2バイトの文字列が設定できます。
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[OK]ボタンをクリックする
[フィールド定義]ダイアログの種別の表示が,「文字列(KEIS専用)」に変わります。