3.2.1 CSV形式およびDAT形式のデータの読み込み
CSV形式およびDAT形式のファイルからデータを読み込み,データウィンドウに表示します。CSV形式およびDAT形式は,区切り文字によってデータを区切ったファイルです。
CSV形式およびDAT形式のデータは,ディクショナリファイルを省略できます。
入力レコードからフィールドを切り出す情報(区切り文字の指定,1レコード目をフィールド名として扱うかどうか)は,ダイアログで指定します。手順を次に示します。
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データウィンドウを選択する
マッピングデータウィンドウ,またはユーザ定義データウィンドウをクリックして,アクティブにします。
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[データファイルの指定]ダイアログを表示する
[データ]−[データファイル指定]を選択します。
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入力ファイルを指定する
[データファイルの指定]ダイアログで,入力するデータファイルを指定します。
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[データのプロパティ]ダイアログを表示する
[データファイルの指定]ダイアログの[開く]ボタンをクリックすると,[データのプロパティ]ダイアログが表示されます。
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区切り方法を選択する
[区切り情報]タブで,区切り方法に[コンマやスペース等区切り文字でデータを区切る]を選択します。
「区切り文字」には,データ中で使用している区切り文字を指定します。
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区切り文字の種別を選択する
区切り文字の種別を選択します。「コンマ」,「タブ」,「スペース」,「指定」が選択できます。「指定」を選択した場合は,テキストボックスに任意の区切り文字を入力してください。
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1行目のデータをフィールド名として扱うかどうかを設定する
データの先頭レコードにフィールド名が入っている場合,「1行目のデータをフィールド名として扱う」を指定します。
「1行目のデータをフィールド名として扱う」を指定しなかった場合は,EURが「A」,「B」,「C」と自動的にフィールド名を定義します。この場合,ファイルを読み込んだあと,[フィールド定義]ダイアログでフィールド名を変更できます。
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[OK]ボタンをクリックする
区切り情報に従って入力ファイルからデータが読み込まれ,データウィンドウにデータが表示されます。
この時点では,フィールドの属性は自動的に数値属性か文字列属性になります。自動的に設定された属性以外の属性にしたい場合は,フィールド定義で属性を設定してください。フィールド定義の設定については,「3.3 データウィンドウのフィールド定義を変更する」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 補足説明
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入力ファイルからデータを読み込む場合,あらかじめ空レコードを無視するときは,[データのプロパティ]ダイアログの[データ情報]タブで[空レコードを無視する]のチェックボックスをオンにします。
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データを読み込んだあと,データウィンドウの空レコードを省きたい場合は,[空レコードを無視する]のチェックボックスをオンにすると,空レコードがなくなります。また,文字コード(0x00)だけのレコードを無視する場合は,[データのプロパティ]ダイアログの[データ情報]タブで[文字コード(0x00)だけのレコードを無視する]のチェックボックスをオンにします。
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空レコードとは,改行コード,区切り文字として指定されていないタブ,または空白だけを含むレコードのことです。タブは,キーボードの<Tab>キーで入力した制御文字です。
空レコードには,次に示す組み合わせがあります。
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改行コードだけ
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空白と改行コード
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タブと改行コード
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タブと空白と改行コード
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データファイルにタブが指定されている場合,タブを空白に置き換えて表示します。ただし,1行目のデータをフィールド名として扱う場合,フィールド名にタブが使われているときはタブのまま表示します。